第21回 オールスターものまね王座決定戦スペシャル
 
1989年10月3日放送

【司会】  所ジョージ 田代まさし 榊原郁恵

【審査員】

藤村俊二 鈴木邦彦 淡谷のり子 生田悦子 峰岸徹
おすぎ 清水国明&保沢紀 大矢明彦 鈴木ヒロミツ 針すなお

1回戦・Aブロック 第1組目

尾形大作

栗田貫一

東海林太郎のまねで 近藤真彦のまねで
国境の町 いいかげん
いきなり「ものまねされる側」と「ものまねする側」の対決。尾形大作は1年半ぶり(『第20回』以来)の出場、2時間半のスペシャル番組のオープニングをまさか東海林太郎で飾るとは。会場の観客もキツネにつままれたような顔で手拍子していたのが忘れられない。前回、前々回と1回戦負けの栗貫は珍しくマッチ一本で一曲を歌いきる。そう、ものまね界は「1曲をいろんな人で」の時代から「1人で1曲入魂」へ移り変わろうとしているのである。その橋渡し的な回がこの『第21回』であったような気がする。
結果、尾形大作・90点、栗田貫一・94点。栗貫、久々の2回戦進出。

1回戦・Aブロック 第2組目

笑福亭笑瓶

篠塚満由美

ねずみ男玉置浩二のまねで ピンクレディ、西城秀樹、夏木マリのまねで
犬のおまわりさん UFO
笑瓶の玉置浩二・第3弾は「ねずみ男」。これは笑瓶のブレイクネタ「(サリーちゃんの友達の)よし子ちゃん」の前身ともいえるネタであり、そういう意味では貴重なものまねだったといえよう(早くいえば、ねずみ男もよし子ちゃんも同じなのだ)。前回(『第5回スターものまね王座』)で優勝した篠塚は1回戦から新ネタ披露、その完成度から考えるに、笑瓶にぶつけて様子をみよう、といった感じが受け取れる。なんといっても、笑瓶はこの後ラジオの仕事(『ヤングタウン』)が入っており、2回戦には進めない予定だったのだ。「確実に2回戦に進める前回優勝者」のネタとしては、妥当なところだったのかもしれない。
結果、笑福亭笑瓶・86点、篠塚満由美・95点。所「(笑瓶に)よかったね、負けて。」

1回戦・Aブロック 第3組目

原田ゆかり

ダチョウ倶楽部

平山みきのまねで ウルトラ三兄弟キャンディーズ
真夏の出来事 年下の男の子
『オールスターものまね王座』の前回優勝者(このへん少しややこしい)原田ゆかりは、懐かしいパンタロン姿で平山みきのまね。筆者の子供時代の、平山みきの『真夏の出来事』といえば、「やや」が歌っているイメージなのだが。対する色物、ダチョウ倶楽部は前回のウルトラ三兄弟をキャンディーズ風にアレンジ。「としシュワッチのおとこのトォー」と歌うたびに、淡谷先生に何かを説明する生田悦子の姿が、涙を誘う。
結果、原田ゆかり・92点、ダチョウ倶楽部・90点。ダチョウ倶楽部の2回戦用のネタは「マギー司郎、ミスターマリック、ツムライリュージョン」。この後の飲み会で披露されることになった。

1回戦・Aブロック 第4組目

鈴木末吉

おぼんこぼん

いろいろな人のまねで 植木等のまねで
伊勢崎町ブルース 無責任一代男
1年前の『第4回スターものまね王座』では栗貫から大金星を奪った鈴木末吉、今回は彼の集大成ともいえる6人のものまね(稲川淳二、おすぎとピーコ、柳沢慎吾、森進一、アントニオ猪木、左ト全)。猪木のまねで「消費税?よくわかんねーよ延髄斬りだバカヤロー!」のフレーズ、時の流れを感じる。対するは、植木等をやらせたら右に出る者はいないおぼんこぼん(おぼんのみだが)。
結果、鈴木末吉・91点、おぼんこぼん・96点。このとき、実は針すなおが得点を押し間違いしている。だから実質的には末吉90点、おぼん97点が正解。

 

1回戦・Bブロック 第1組目

コロッケ

ケント・フリック

桜田淳子、千昌夫のまねで ルイ・アームストロングのまねで
気まぐれヴィーナス ホワット・ア・ワンダフルワールド
コロッケは1回戦から新ネタ、でっかい桜田淳子(笑)。この頃やっていたドラマ『ニューヨーク恋物語』に触発されたらしい。田村正和にいかず桜田淳子を引っ張ってくるところがコロッケらしい。ケント・フリックは、素人ものまねの『発表日本ものまね大賞』で見せた効果音ものまね(プラトーンなど)で知られる芸人。今回は本格歌まねでサッチモに挑戦。会場をうならせていた。針「(ケントは)まあ本場の人でもあるし、真似しやすい声でもあるので得しましたね」と鋭いコメント。
結果、コロッケ・97点、ケント・フリック・92点。

1回戦・Bブロック 第2組目

松本明子

ぼんちおさむ

美空ひばりのまねで いろいろな人のまねで
美空ひばりメドレー ハロー!ドーリー
毎度おなじみ美空ひばりの松本明子は、『リンゴ追分』『港町十三番地』『真赤な太陽』の3曲を衣装の早変わり付きで熱唱。所「なんか聞くたびに上手くなってるねえ」。前回は清水アキラのテープ芸の前に涙を飲んだぼんちおさむ、今回はルイ・アームストロング、橋幸夫、フランク永井、守屋浩という渋いメドレー。
結果、松本明子・91点、ぼんちおさむ・92点。おさむ「次の相手はコロッケ!負けた!」。

1回戦・Bブロック 第3組目

しのざき美知

やや

ミッキー吉野のまねで 美空ひばりのまねで
モンキーマジック 悲しき口笛
所「正統派とバカヤローの対決ですねえ」。しのざきはゴダイゴのキーボード・ミッキー吉野で、「ホンコンに行ったらサルがいた」と訳の分からん日本語を歌い、会場の失笑、いや爆笑を誘っていた。1年半ぶりに登場のややは、美空ひばりの『悲しき口笛』を。この年亡くなった女王、やはり女性参加者はみんな目をつけてくる。所「上手い!今まで松本明子の美空ひばりしか聞いてなかったから・・」。
結果、しのざき美知・87点、やや・96点。しのざき、前回の2回戦に引き続き、「10点」がひとつも入らず。そして2度目の出場のややは、初の2回戦進出。

1回戦・Bブロック 第4組目

清水アキラ

森口博子

水前寺清子のまねで 菊池桃子、黒木香のまねで
いっぽんどっこの唄 Say Yes!
四天王のリーダー格、清水アキラが登場。今回はチータに挑戦、その歌の途中に脇を出し「バフッ!」と鳴らす(ひとの〜できな〜い、バフッ!ことをやれ〜)。前回「(歌の途中に)叩くところがなくなった」と言っていた清水だったが、その手があったか。当然淡谷先生はオカンムリ。対する初出場、バラドル・森口博子は菊池桃子のカラオケ(?)の合間に黒木香。まさに彼女のイメージ通りの出し物。
結果、清水アキラ・96点、森口博子・86点。半年後、森口博子に勝利の女神が微笑むとは、このとき誰も知らない。

 

1回戦・Cブロック 第1組目

松居直美

広川ひかる

三船和子のまねで いろいろな人のまねで
他人船 17才
松居直美は恒例の演歌ものまね、三船和子。ていうか誰?今の今まで聞いたことがないんですが・・(司会陣も知らなかった)。ホリプロの新人、現・上島竜兵夫人の広川ひかるも『発表日本ものまね大賞』の出。井森美幸、国生さゆり、西村知美、山瀬まみ、得意の4人でメドレー。初々しいかぎり。
結果、松居直美・96点、広川ひかる・91点。審査員、三船和子を知らなかった人はどうやって審査したんだろう?

1回戦・Cブロック 第2組目

ビジーフォー

パル

松山千春のまねで 世良正則、武田鉄矢のまねで
あんたのバラード
ビジーフォー1回戦は、前回に引き続きグッチの特殊効果つきのものまね、モト冬樹の松山千春。微妙なハゲネタを織り込んだ替え歌を熱唱する冬樹の頭を、グッチは強烈なオレンジランプで照らしまくる(このときのグッチの顔が秀逸!)。ただ、前回の扇風機の方がインパクトがあった感は否めないかな、と。対するパルは派手なアクションで世良正則、これがなかなかの迫力で歌も似ている。途中からの金八先生も、この当時はまだ真似する人が珍しかったこともあり、会場は大ウケ。四天王相手に大健闘、針も「横綱を振り回して追い詰めたという感じでね、横綱がちょっと油断・・したかな?上手いんだけど、パルの迫力が凄かったですからねえ」。また大番狂わせが起こるのか?点数を聞く前に緊張が走る。
結果、ビジーフォー・99点、パル・96点。王者の貫禄を見せ付けたビジーフォーが辛勝。針先生はビジーフォーに9点、パルに10点だった。

1回戦・Cブロック 第3組目

岩本恭生

城之内早苗

沢田研二のまねで 桜田淳子のまねで
時の過ぎゆくままに 十七の夏
夏に放送された『発表日本ものまね大賞』でジュリーメドレーを披露した、ガンちゃんこと岩本恭生が王座初出場。もちろん1回戦はジュリー。顔、フリ、声ともに完璧なまでのコピー。久々の城之内早苗は、十八番・石川さゆりを捨てて桜田淳子の挑戦。しかしコロッケのインパクトと比べられると弱いかも。
結果、岩本恭生・98点、城之内早苗・92点。ガンちゃん、初出場で1回戦突破。快進撃は続く。

1回戦・Cブロック 第4組目

内藤やす子

角川博

中村あゆみのまねで 美空ひばりのまねで
翼の折れたエンジェル 川の流れのように
1回戦最後は、『オールスター』ならではのベテラン歌手同士の対決。内藤やす子は、ハスキーボイスを持つ歌手なら一度はものまねするといわれる(笑)中村あゆみ。どちらかといえば、中村あゆみが真似する内藤やす子、といった感じ?(←ウマイこと言った)。対する角川博は第11回の決勝で強豪・森昌子を破り、優勝している実力派。今大会3人目の美空ひばりを熱唱、四天王がうっとりと聞き惚れる姿が印象的。所「松本(明子)の立場がどんどんなくなっていきますねえ」。
結果、内藤やす子・90点、角川博・100点。なんと、1回戦最後の対戦にして、今大会初の満点が。

 

準々決勝・Aブロック 第1組目

栗田貫一

篠塚満由美

男闘呼組のまねで 桂銀淑のまねで
タイムゾーン 夢おんな
栗貫、久々の2回戦は男闘呼組の高橋、岡本、成田、前田をメドレーで。会場の年輩方には少し分かりづらいネタではあるが、おすぎ、郁恵が「4人とも似てた」と大絶賛。対する篠塚は隠し玉、桂銀淑。彼女にとって非常に出しやすい声(地声が近いのだろう)で得したか。名勝負に峰岸「これは甲乙つけ難いですねえ」。
結果、栗田貫一・99点、篠塚満由美・99点。運命の分かれ道、ジャンケン一回勝負!田代「それだったら最初からジャンケンすれば・・・」。結果は、3回戦用の「チャゲ&飛鳥」を披露することなく、栗貫が敗退した。篠塚の勝利に、会場の拍手も若干冷ややか。ここから、この対戦から、「栗貫のジャンケン時代」は始まるのである。

準々決勝・Aブロック 第2組目

原田ゆかり

おぼんこぼん

プリンセスプリンセスのまねで さだまさし、和田アキ子さだまさしのまねで
ダイアモンド 今夜は離さない
原田ゆかりは懐かしいプリプリのダイヤモンド。演歌歌手とは思えない堂々のステージを見せる。大矢「演歌やってる人にしてはノリがいいな、と」。おぼんこぼんは、おぼん扮する橋幸夫がゲイバーに行き、こぼん扮するチーママと何人かものまねするという、珍しく細かい設定がついた出し物。何となく、おぼんこぼんの不遇時代の環境が垣間見れる、哀愁漂うものまねであった。
結果、原田ゆかり・93点、おぼんこぼん・96点。おぼんこぼんは『第19回』以来、2年振りの準決勝進出。

準々決勝・Bブロック 第1組目

コロッケ

ぼんちおさむ

ちあきなおみ、志村けんのまねで エルビス・プレスリーのまねで
紅とんぼ この胸のときめきを
コロッケは自身の出世作でもある、ちあきなおみ。『お笑いスタ誕』時代は形態模写だけだったちあきなおみを、今回は声帯模写も加えて披露。途中にお約束の志村けんを挟み、絶妙のアクセントに仕立て上げる。対するぼんちおさむは、2回戦も洋楽。かつて弾き語りをやっていた経験もあり、歌唱力は抜群。
結果、コロッケ・98点、ぼんちおさむ・91点。鈴木ヒロミツは双方に8点。よほど気に入らなかったのか。

準々決勝・Bブロック 第2組目

やや

清水アキラ

郷ひろみのまねで 研ナオコのまねで
哀愁のカサブランカ こまっちゃうナ
ややは女性では珍しい郷ひろみの真似。確かに彼女は本来鼻声であるが、郷ひろみには少し程遠い印象。女性が男性を真似るのはやはり難しいのか。清水アキラは歌と格好は山本リンダ、顔はセロテープで研ナオコという変則ネタ(『第14回』優勝の研ナオコが決勝で披露した山本リンダの真似がモチーフになっている)。所「これは聞き応えありますか?」清水「うーん、やんないほうがいいかもしんない(笑)」。歌い出しから「こまっちゃうな〜、アソコに毛が生えた〜」、コーラスで「剃っちゃえ、剃っちゃえ、み〜んな剃っちゃえ」など、小学生なら泣いて喜ぶ替え歌を研ナオコの顔で歌われてはたまらない。淡谷「(所詮)顔だけじゃない」。
結果、やや・91点、清水アキラ・98点。淡谷先生、清水に9点。聞くところによると、押し間違いという説が。

準々決勝・Cブロック 第1組目

松居直美

ビジーフォー

都はるみのまねで ハリー・ベラフォンテのまねで
好きになった人 バナナボート
松居直美はオーソドックスな都はるみ。やはり四天王にぶつけるにはこれしかないか。ビジーフォーは、またまたとんでもないところからネタを持ってきた。カリビアンな衣装でハリー・ベラフォンテを熱演。これぞビジーフォーといった出し物。ヘドバとダビデ、トリオ・ロス・パンチョスに続くヒット作か。
結果、松居直美・96点、ビジーフォー・99点。今回は100点が出づらい厳しい審査。そんな中、ビジーフォーは1回戦に続いて99点と、ハイスコアを維持している。

準々決勝・Cブロック 第2組目

岩本恭生

角川博

布施明のまねで 尾形大作のまねで
シクラメンのかをり 無錫旅情
ニューフェイス、ガンちゃんは布施明。後に彼の十八番ネタとなる布施明であるが、これが初披露。角川博は、ご本人がいる横で尾形大作。敵の正体が分からないだけに少し不安がる角川であった。おすぎ「(岩本は)まず顔が似てるのよ。アタシはジュリーやってるときより数段いいと思う。だって、あなたとっても綺麗な顔してるのね」。所「(岩本に)帰りにガードマンつけたほうがいいよ」。そして、角川が歌った後の尾形大作のコメント「いやあ、やっぱり声の特徴をつかんでらっしゃいますね」は確かナンシー関が取り上げていた。清水国明「岩本さんのほうは、ジュリーが少し入ってしまうんですよ。で、角川さんのほうは、角川さんが入りますね」とナイス批評。
結果、岩本恭生・100点、角川博・93点。角川は1回戦の美空ひばりで勝負していたら分からなかった。

ここで一旦ブレイク。司会の田代まさしが田中邦衛で『北の国から』、所ジョージが山下清で『桃太郎』、榊原郁恵が桜田淳子で『気まぐれヴィーナス』をダラダラと披露。

準決勝 第1組目

篠塚満由美

おぼんこぼん

美空ひばりのまねで 林家三平のまねで
悲しき口笛 よしこさん
ジャンケンで栗貫に勝った篠塚は、11歳のときの美空ひばり。これで今回4人目。先に同じ歌を歌われると、新鮮味が薄れてしまいどうしても不利になってしまう。他人がやりそうなネタは早めに消化しておくのがコツということか(一体何のための分析だ)。対するおぼんは林家三平(こぼんはアコーディオン)のよしこさん。「隣りの空き地に囲いが出来たってね。ブロック!」など(←書いてて恥ずかしくなる)。
結果、篠塚満由美・92点、おぼんこぼん・93点。おぼんこぼんは初の決勝進出に戸惑い気味。しかし、前々から実力は認められている彼ら、決勝に残っても何ら不思議ではないコンビである。

準決勝 第2組目

コロッケ

清水アキラ

伊藤咲子、島倉千代子のまねで 谷村新司のまねで
ひまわり娘 冬の稲妻
準決勝の呼び物、四天王の新ネタ対決。コロッケはでっかい動きと野太い声で伊藤咲子のひまわり娘。途中から島倉千代子に代わるが、さすがに島倉をネタにかけるのは3回目ということもあり、前ほどの爆発力はないような感じがした。迎え撃つ清水は、セロテープ芸の第2弾、谷村新司。研ナオコの顔から髪の毛を取り、ヒゲをつけ、目を大きく見開けば谷村新司の出来上がり。田代「その手できたか」。針「谷村新司にコロッケが食われたような感じでしたねえ」。
結果、コロッケ・93点、清水アキラ・99点。清水アキラ、久々の決勝進出(初優勝した『第3回スターものまね王座』以来、2年振り)。

準決勝 第3組目

ビジーフォー

岩本恭生

山下達郎、竹内まりやのまねで 西城秀樹のまねで
ゲット・バック・イン・ラブ ギャランドゥ
不気味な白塗りの冬樹は山下達郎、竹の中に入ったマリア様の扮装をしたグッチは「竹内まりや」(という名のコーラス)。ハーモニーはいいが、いかんせん声が似ていない(気がするのは俺だけ?)。対するニューフェイス、岩本は西城秀樹。田代「何だかこの人、やるたびに顔が似るよね」。峰岸「岩本さんの西城秀樹、どうしてもジュリーと布施明が入ってしまう・・さっきまでの出し物が良すぎた、印象が強すぎた感じ。ビジーフォーは、言う事ないです」。所「そうですか?私はさっきのハリー・ベラフォンテが頭から離れないんですけど」。
結果、ビジーフォー・94点、岩本恭生・95点。初出場で決勝進出の快挙を達成!

 

決勝

おぼんこぼん

清水アキラ 岩本恭生
海老一染之助染太郎
のまねで
村田英雄、五木ひろし、
北島三郎のまねで
ブルーコメッツのまねで
花笠音頭 夢の中へ ブルーシャトウ
3組での決勝戦。決勝進出は予想外だったおぼんこぼん、最後は染之助・染太郎の太神楽。傘の上でボールを回す芸は凄かったが、いまいちパッとしない出し物。清水アキラは演歌の大御所3人を陽水の歌に乗せて。左の裏地に「村田」、右の裏地に「五木」、そして最後、裃を一気に脱いでフンドシに「北島だ」の文字。この「だ」がポイント。フンドシ姿で「ホホッホォ〜」を決勝でやるとは、もう格が違う。大トリはガンちゃんのブルコメ、隣りで三原綱木(この番組のバンドの指揮者)がギターで応援、と初優勝のお膳立ては整った。
結果、おぼんこぼん・87点、清水アキラ・95点、岩本恭生・100点。今日は2回しか出なかった満点で締めくくり、新人・岩本恭生がまさかのチャンピオンに輝いた。おぼんこぼんの点数、決勝とはいえシビアすぎ。準優勝の清水も、岩本の涙にもらい泣き。清水「ガンちゃん、昔から知っているから・・」。苦労をともにしてきた芸人の男泣き、こんなに素晴らしいものはない。感動した!


≪努力賞≫ ぼんちおさむ やや

≪熱演賞≫ 内藤やす子 篠塚満由美

≪敢闘賞≫ 角川博 栗田貫一