第8回 爆笑!スターものまね王座決定戦 1990年12月4日放送

【司会】  所ジョージ 田代まさし 榊原郁恵

【審査員】

鈴木邦彦 清水国明 生田悦子 淡谷のり子 峰岸徹
瀬川瑛子 野口五郎 大矢明彦 針すなお 保沢紀

1回戦・Aブロック 第1組目

斉藤ルミ子

笑福亭笑瓶

あべ静江のまねで よしこちゃんのまね
みずいろの手紙 1986年のマリリン
●1990年を締め括るものまね王座(即位の礼翌日の収録だそうな)、初っ端に登場は斉藤ルミ子。実は彼女には松田聖子と並ぶ代表作がある。それが今回初披露する「あべ静江」。最初の語り「愛していますか?」から歌い方までそっくりに似せるが、今後の彼女のものまね人生において、この「あべ静江」ネタが足枷となってしまう(2年後、「チェリッシュ」の真似をリハーサルで歌い、プロデューサーから「あべ静江」になってるよ!と怒鳴られるシーンが)とは、この時知る由もないだろう。
●毎回、イロモノ的存在で番組の序盤を盛り上げる笑瓶。顔は『第6回』の「よしこちゃん」、衣装は『第7回』の「中森明菜」で、歌は「本田美奈子」の『マリリン』という集大成的なネタ。所「笑瓶くんの方はインパクトがありましたねぇ。」、笑瓶「(よしこちゃんの声で)そう〜?フツーよ。」
★斉藤ルミ子・94点、笑福亭笑瓶・89点。斉藤、手堅く1回戦を突破。

1回戦・Aブロック 第2組目

木村優希

岩本恭生

石川さゆりのまねで 勝新太郎のまねで
津軽海峡冬景色 座頭市
●演歌ものまねの代表選手、木村優希。今回もベーシックなところで石川さゆりの『津軽海峡』。この歌が出てくるたびに、毎回所ジョージは「いい歌だ」と言う。それにしても、この歌で完璧な石川さゆりの真似を、筆者は未だ聞いたことがない(『天城越え』や『能登半島』ではいいとこまでいくのだが)。けっこう誰もが『津軽海峡』を歌うが、実はこの歌を真似するのは凄く難しいのでは。
●岩本の新ネタは勝新太郎。自分の元々の声と似ているところを持ってきた。歌の最後の殺陣もバッチリ決まり、高得点が期待できる。
★木村優希・91点、岩本恭生・99点。「針すなお」にのみ9点を出された岩本が順当勝ち。

1回戦・Aブロック 第3組目

松居直美

ピンクの電話

南沙織のまねで カメのまねで
人恋しくて カルメン’77
●松居直美の南沙織も初めてのネタ。実は、松居の出し物の中で五本の指に入るのでは、と密かに筆者は思っている(ちなみに残りの4つは・・・後で考えよう)。今後、要所要所で松居はこの「南沙織」を出すようになる。
●そしてピンクの電話は、お馴染みのかぶりものまね。前期ピンクの電話のヒット作が、この「カメ」。清水美子「私たちも初めての挑戦で、カメをやります(笑)。」、所「言わなくても分かるよ!」、田代「誰もそんなものにチャレンジしねーよ!」。ピンクレディの踊りを、カメ風?にアレンジし、会場は湧きに湧く。「わたしの名前は、カメです」と微妙に元歌とズレている替え歌も不思議とハマり、最後の「ラララ、カメ〜!」のところなんか会場にキャーキャー言わしめた。所「前(松居)の上手いものまねを忘れてしまいそうですねえ」。
★松居直美・97点、ピンクの電話・89点。やはり、審査は審査。カメで正統派に勝ち抜くことは出来ないのである(とか言ったら、前回の片瀬哲年の立場がない)。

1回戦・Aブロック 第4組目

しのざき美知

清水アキラ

高嶋兄弟のまねで サミー・ディビスJr.のまねで
国松さまのお通りだい ニューヨーク・ニューヨーク
●しのざきは頭にデッカイかぶりもの(前が政伸、後ろが政宏)を着けて、替え歌?。「宍戸錠の子供をやっつけて〜、マイク真木の子供をやっつけて〜、三国連太郎の子供をやっつけて〜」と片手にバットを持って暴れまわる。その場にいた全員が呆れ顔(笑)。所「審査員の皆さん、しのざきに10点入れたら、銀行がお金貸してくれません」。
●清水アキラは、その面長を生かしてのサミー・デイビスJr.(しかし登場するや「アゴ勇です」と笑いをとっていたが)。久しぶりに、笑い一切なしで真面目に歌い上げる。野口「アキラさんは、いつかはサミー・デイビスJr.をやってくれるんじゃないかと思ってまして、念願叶ったみたいな感じで嬉しかったです」。淡谷「(嬉しそうに)いつもそうしてればいいの」。
★しのざき美知・86点、清水アキラ・100点。清水、人生3回目の満点!しのざきには保沢さんまでが「9点」を付けた!保沢「だって銀行金貸さねえって言うから・・・」。

 

1回戦・Bブロック 第1組目

栗田貫一

コロッケ

桑田佳祐のまねで 八代亜紀、美川憲一のまねで
真夏の果実 雨の慕情
●『第5回ものまね王座』と全く同じポジションで、全く同じ対戦。「1回戦で四天王対決」といえばこの男、栗田貫一は右手にメガホンを持つ『稲村ジェーン』スタイルで久々の桑田佳祐。歌は文句無く上手いのだが、桑田にしては少し声が軽いのが難点か。コロッケ相手に「熱唱」だけで勝つのは難しいが、どこまで追い詰めることが出来るか。
●コロッケはデッカイ八代亜紀と、最近やっていないということで美川憲一を間に挟む。『雨の慕情』の「憎い」「恋しい」の部分で人を入れ替えるのは『お笑いスタ誕』以来の得意技。最後も「あ〜たまフレフレ、もっとフレ〜」で頭を思いっきりシェイク、前回淡谷先生に怒られていることを忘れての熱演。淡谷「コロッケさんね、あなた、また、ちょっと、ふざけたね」。ちょっとか?
★栗田貫一・96点、コロッケ・99点。栗貫の点数が出た途端「イカン」という顔をしたコロッケ、自分の高得点にビックリ。栗貫、またまた1回戦で敗退。しかし瀬川瑛子は弟分・栗貫に10点、コロッケに9点だった。

1回戦・Bブロック 第2組目

ダチョウ倶楽部

松本明子

ウルトラ三兄弟のまねで 榊原郁恵のまねで
鉄骨娘 いとしのロビン・フッドさま
●ダチョウ倶楽部はウルトラ三兄弟に3度目の挑戦、今回は「鉄骨娘」バージョン。ジモンが何を歌っているのかよく分からなかったためか、『ものまね』史上初めて、画面下にテロップが登場した(シュワッチ、シュワッチ、ウルトラ娘、と)。瀬川瑛子の「この人たちは何をやっているのだろう???」的な表情が印象的。
●そして前回チャンピオンの松本明子は、得意の榊原郁恵。今回はオレンジの衣装と弓矢の振り付けも懐かしい『ロビンフッドさま』で。郁恵ちゃん(なぜ榊原郁恵は「ちゃん」を付けると自然なのだろう?)も間近に立って応援。文字通り、勝利を射止めることは出来るのか。
★ダチョウ倶楽部・86点、松本明子・95点。ダチョウには「10点」が1つも入らず。

1回戦・Bブロック 第3組目

桑野信義

松下桂子

岡千秋のまねで 小泉今日子のまねで
浪花恋しぐれ 見逃してくれよ!
●田代「あれ?いつもの親指が付いてないね」。桑野「もう『イェーイ』は通じないことが分かりました」。高島忠夫を捨てた桑野は、真面目に岡千秋。歌い出しの語り「淡谷さん、10点入れてみぃ」の頃はにっこり笑っていた淡谷先生も、歌の最後ではいつもの不機嫌顔に戻っていた。桑野のあまりのアガリように、司会の所と田代も苦笑い。田代「こいつ図体はデカいんですけど、芯はこんなにちっちゃいですからね」。
●キョンキョンの真似には定評のある松下桂子、「またなんですけど・・」と申し訳なさそうに小泉今日子。まさに「見逃してくれよ!」といったところか。もっとノッて歌えばよかったのに、緊張しすぎたのか若干やる気なさげな歌い方になってしまったのが残念。
★桑野信義・96点、松下桂子・96点。かつての相棒、田代が見守る中でジャンケン。応援むなしく、松下が勝利し2回戦にコマを進めた。

1回戦・Bブロック 第4組目

篠塚満由美

ビジーフォー

アン・ルイスのまねで たまのまねで
グッド・バイ・マイ・ラブ さよなら人類
●1回戦最後の名勝負。この頃モト冬樹と噂のあった篠塚は、デビュー当時のアンルイス。歌い方といい懐かしさといい、申し分のない出来。いつも緊張してマイクが震えるのだが、今回はそれが見られなかった。自信のあるネタだったのか。
●ビジーフォーは早速流行りモノを取り入れた。ドラムのエデン東を引っさげて3人で挑戦。司会の所は「いつ思いついたんですか?」「どれくらい練習するんですか?」と冬樹に無理矢理ダジャレを言わせようとする。グッチの顔が秀逸。モトの歌い方も抜群。エデンの「ツイタ〜」もいいアクセントになり、新ネタとしては完成度の高い出来栄えだったのではないだろうか。余談だが、筆者が中学生時代にこれを見ていると、一緒に見ていた父親が「こいつら何でも出来るんだなあ」と妙に感心していた。
★篠塚満由美・96点、ビジーフォー・99点。針すなおは両方に10点。最後に所、「『たま』でなぜ勝ったんでしょう?」冬樹「(恥ずかしそうに)たまたまです」とダメ押し。

 

準々決勝 第1組目

斉藤ルミ子

岩本恭生

松本伊代のまねで 西城秀樹のまねで
センチメンタル・ジャーニー 情熱の嵐
●斉藤、大きな耳を着けての2回戦は松本伊代。郁恵「似るもんですねえ」。所「後で(耳を)着けてみたいもんですねえ」。鼻詰まりな声と、少し投げやりな振付けが、なんとなく特徴をつかんでいた。そう、「なんとなく」だ。
●対する岩本は久し振りの西城秀樹。これまた正統派ながら「なんとなく」似ていた。「なんとなく」。似ているかな?似ていないかな?の間を微妙に漂う、悪く言えば「座りの悪い」、良く言えば「最後まで聴いてしまう」ものまねであった。語尾の歌い方は見事に似ているが、残りは見事に岩ちゃんの声(笑)。
★斉藤ルミ子・96点、岩本恭生・96点。かつてじゃんけんで負けて松居直美に1回戦負けをくらった経験がある岩本、今回は雪辱を果たした。斉藤、前回&今回と惜しくも準決勝進出を逃してしまう。

準々決勝 第2組目

松居直美

清水アキラ

荻野目洋子まねで 井上陽水のまねで
六本木純情派 リバーサイドホテル
●「四天王」リーダー同士の対決。お互いに正統派の十八番を出してきた。松居は得意の荻野目洋子。歌い終わった後、所「あんなの歌わせたら上手いじゃない。でもなんで素の松居直美にああいう曲が来なかったんだろうねえ」。
●清水は前回に引き続き井上陽水のテープ芸。曲の間に「チョッコレイト、チョッコレイト」とコーラスを入れる小細工はあったが、終始真面目に熱唱。田代「どうしちゃったの?いつもの清水アキラさんは」。淡谷「いつもそうやってればいいの。もう下品なことしちゃダメよ。清水さん、分かったわね」。コメントしていくうちに怒りが込み上げてくる不思議な先生であった。
★松居直美・96点、清水アキラ・100点。清水アキラの「井上陽水」のものまねは、歌声は明らかに「似ていない」と思う。しかしそれでも、それを分かったうえで審査員が全員「10点」を付けるというのは、完全にこのネタが「ものまね」から「芸」に昇華した証拠なんだろうな、と思った。

準々決勝 第3組目

コロッケ

松本明子

子門真人のまねで

久保田早紀のまねで
およげ!たいやきくん 異邦人
●続いても四天王と女四天王の戦い。どちらも懐かしいものを出してきた。コロッケはお腹にたいやきくんを着けて、子門真人。きっと面白いことやるんだろうな、と思って見ていたら真面目に歌い終えたので少しビックリ。途中で、「は〜じめて、間違えた、スイマセ〜ン」と歌詞を間違えたのに、動じずに何事も無かったように歌い過ごすのはスゴイと思った。
●松本は懐かしの久保田早紀。前回の「八神純子」系統の出し物である。「ちょっと懐かしすぎましたかねえ?」と本人もいまいち出来に納得していないもよう。しかし捉え辛い特徴をよくつかんでいたと思う。短期間に新作を作り上げてくる(見つけ出してくる?)労力はすごい。
★コロッケ・99点、松本明子・97点。針先生は松本の方に10点を出した。

準々決勝 第4組目

松下桂子

ビジーフォー

渡辺真知子のまねで 村木賢吉のまねで
カモメが翔んだ日 おやじの海
●今回のダークホース、松下桂子は珍しい渡辺真知子の真似(今でこそ珍しくなくなったが)。多分、彼女はこのネタを早くやりたかったのだと思う。満を持してビジーフォーにぶつけた、そんな感じ。小泉今日子をやっているときよりも歌い方に自信が溢れていた。キョンキョンのイメージしか無かっただけに、誰もがこの出し物には驚いたようだ。完成度高し。
●対するビジーフォーは演歌に挑戦。「お年寄りにも楽しんでいただきたいと思いまして」とのこと。グッチ扮する村木賢吉の周りで、例によってモト冬樹がちょこまかと動き回る。安物の舟で漕ぎ回り、櫂でギターを弾いてみたりとムチャクチャ。それよりも、薄い頭丸出しで頬かむりしていた冬樹を、所が「スイカ泥棒」「ビンテージもの」「アール・デコ調」「機能美」とか例えまくっていたのが笑えた。
★松下桂子・98点、ビジーフォー・94点。いつも横綱相撲のビジーフォーには「9点」「8点」がズラリ・・・。番組最後の総評での針のコメント「今日面白かったのは、ビジーフォーが意外なところで弱点をさらけ出して、まさに『おやじの海』へドボンと溺れてしまった。それで余計にビジーフォーが好きになりました」と。ビジーフォーが2回戦で敗退するのは珍しい(3年振りというのがスゴイ)。

 

準決勝 第1組目

岩本恭生

清水アキラ

舘ひろしのまねで 春日八郎のまねで
泣かないで 別れの一本杉
●ものまねの王道を行く岩本恭生の準決勝も新ネタ。舘ひろしを無難にまとめあげる。うん、対戦相手が相手なだけに、無難としか言いようがない。
●そして1回戦・2回戦を真面目に歌い100点を連発させてきた清水は、決死の覚悟で準決勝に挑む。テープ芸の極致・春日八郎で『別れの一本グソ』!タイトルを言った瞬間、淡谷先生の顔が一変してしまった。「一本グ〜ソの、石のようにかた〜い、イボジ切れちゃった〜」と「ならでは」の替え歌。会場は大爆笑なのか凍り付いているのか、微妙な雰囲気。しかし司会は大喜び。田代「やったー!清水アキラの本領発揮だー!」、所「もう、淡谷先生に聞く以外ないですからね」、淡谷「どうして今までちゃんとやってきたのに。そのほうがアンタには似合うのかな。いつまでたってもダメね!」。横で所も「淡谷さんの言うことを何も聞いてないということですもんね。」と煽り立てる。
★岩本恭生・94点、清水アキラ・96点。言うまでもないが、淡谷は清水に「8点」を出す。ということは、生田は岩本に「8点」、お約束である。鬼門を脱出した清水、大バクチに成功。

準決勝 第2組目

コロッケ

松下桂子

松山千春のまねで 山口百恵のまねで
人生(たび)の空から 秋桜(コスモス)
●コロッケは前回大好評だった松山千春をここでぶつける。コロコロ太った体が途中で吹っ飛ぶなど、大袈裟にやっているように見えるが、実は歌い方など細やかに研究している点は見逃せない。ただ選曲が少し地味だったかな、と思った(名曲ではあるんだけど)。
●松下も、前回2回戦で披露した山口百恵を再び。前回は少々クセを取りすぎた感があったので、少しアッサリめに。確かに上手いし似ているんだけど、山口百恵の歌唱力にはもう少し及ばないかなといった感じ。
★コロッケ・93点、松下桂子・96点。今回勢いに乗っている松下、四天王を2人撃破して、まさかの決勝進出。最大の強敵が待っている。

 

決勝

清水アキラ

松下桂子

南こうせつのまねで 松本伊代のまねで
センチメンタル・ジャーニー
●見た目は「アミダばばあ」の清水だが、決勝は真正面から南こうせつの名曲を切々と歌い上げる。笑い一切無し、曲が曲だけにホロリとさせられる。しかし針の批評はこうだった。「清水さんはね、さすがに上手いと思いました。でも上手いと思って聴き終えて、何だか肩透かしをくらったような、やっぱり清水アキラはこうじゃない、やはり笑わせて欲しい、第8回の爆笑大会のトリをとってくれるにふさわしい、面白いものを少し加味してやってほしかった。そこが残念だなあという感が残りました」と。
●新人に近い松下、初の決勝進出。1回戦同様「またなんですけど・・」と申し訳なさそうに松本伊代。決勝を想定していなかったのか、少々無理のある出し物ではあった(どうしても小泉今日子になってしまう)。しかし出場2回目にして、一日で四天王と3組当たるという経験が、彼女の今後に与えた影響は大きいだろう。まさに今回の一番の「敢闘賞」は彼女だと思う。
★清水アキラ・99点、松下桂子・94点。四天王が2年振りに優勝を奪還した。清水アキラに唯一「9点」を付けたのは清水国明だった。恐らく『第6回』の決勝で彼が残したコメントが、今回も当てはまったのだろう。今回の清水の勝因は、準決勝で「春日八郎」を披露したことに尽きる。攻めの姿勢を忘れない勇気ある行動が審査員の心をつかんだに違いない(一人を除いて・・・でも淡谷先生も決勝は「10点」だったのだ)。さて次回、いよいよ清水アキラは「最後の出し物」と言われた、究極のものまねを披露。誰もが恐れ、かつ待ち望んでいた「淡谷のり子」の真似に挑戦するのだ!果たして勝ち上がることは出来たのか?淡谷先生はやはり「8点」を出したのか?生田悦子はやはり対戦相手に「8点」を付けたのか?乞うご期待である。


≪熱演賞≫ 松本明子 ピンクの電話 笑福亭笑瓶 篠塚満由美

≪努力賞≫ 桑野信義 栗田貫一

≪敢闘賞≫ 斉藤ルミ子 松居直美