第25回 爆笑!スターものまね王座決定戦スペシャル
 
2000年4月7日放送

【司会】 榊原郁恵 松本伊代 薬丸裕英 ガダルカナル・タカ

【審査員】

秋元 康 うつみ美土理 井上順 西村知美 木村大作
安西ひろこ 野口五郎 辺見えみり 定岡正二 針すなお

 

1回戦・Aブロック 第1組目

X−GUN&底ぬけAIR-LINE

ビジーフォー

おすぎとピーコ境鶴丸短大生
のまねで
ジャクソン5のまねで
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ I Want You Back
●とうとう4ブロック制最後のものまね王座。トップバッターは、最近出し物の好調なX−GUN&底抜けチーム。今回はフジテレビのお昼のワイドショーでおなじみ、「ピーコのファッションチェック」と「おすぎの映画評論」で勝負。サビの「港のヨーコ〜」の部分に「おすぎとピーコ、ふたごのおかま〜」が無難にハマり会場が無駄なヒートアップ。どうでもいいが、画面左下に出る針先生の似顔絵、「おすぎ」と「ピーコ」が逆だったぞ。
●1983年に王座デビューして以来、初めてトップで登場のビジーフォー。グッチの超おなじみの歌声に、冬樹の超おなじみの人形ダンサーズ。
X-GUN&底抜けAIR-LINE・97点、ビジーフォー・97点。まさかまさかのジャンケン!X-GUNの西尾扮するピーコが、ビジーフォーに「あんたたちいつも勝ってるんだから負けなさいよ!」とピーコの声で。ただならぬ雰囲気の中ジャンケン、勝ったのはなんとX-GUNチーム!1回戦の第1組目から大波乱の展開に、ざわつく会場(ちなみに、前回に引き続き筆者も観客の中に混じって観戦しました)。おすぎ「オカマやってよかった〜〜!」。

1回戦・Aブロック 第2組目

大石円

市原利花

オリビア・ニュートン・ジョンのまねで 井手麻理子のまねで
ジョリーン There must be an angel
●いつもの松村和子&工藤兄弟ユニットから離れて、初のソロ参戦。頭に青いハチマキを巻いて、誰もが一度は聞いたことのあるメロディーを熱唱。
●前回は1回戦で満点を出しながらも、惜しくもジャンケンに敗れた市原。今回も変わったところに目をつけた。当時CMなどで耳慣れていた「ララリラリラリラ〜」の歌(これじゃ分からんか)を透明感のある歌声で仕上げる。こういう出し物こそ、ご本人が登場してほしいものだ。
大石円・97点、市原利花・100点。

1回戦・Aブロック 第3組目

ジェニーいとう

清水アキラ

梅垣義明のまねで ピンクじじい(横山ノック)のまねで
ろくでなし サウスポー
●素晴らしきかな師弟対決。まさに「ろくでなし」同士の対決(笑)。ジェニーは扮装もそっくり、WAHAHA本舗の梅垣の持ち芸(鼻の穴に塩豆を詰めて観客に飛ばす)を披露。自らのカラーを踏まえた、いいネタの選択なのでは。客はキャーキャー言っていた。
●これが今や伝説となっているネタ。収録では「横山ノック」とはっきり言っていたが、放映前に府知事は逮捕されてしまったため、テロップには「ピンクじじい」、歌詞もアフレコで「ピンクじじい」と実名が隠匿されたのである。そりゃピンクレディの曲だけど、あんまりなフォローである(笑)。で、また出し物が凄い。何度見ても爆笑できる秀逸な出し物。というわけでできる限り再現してみよう(『サウスポー』の歌詞を頭に思い浮かべながら読んでほしい)。「白い手袋のウグイス嬢が相手〜、フラミンゴみたいチョイと8本足で〜、(中略)、シーンと静まった〜(えやないか!)、車の中〜(毛布!)、スリルの一瞬よ〜、熱い気分は〜不倫の気分よ〜(もうダメや!)、胸の鼓動はドキドキ、お先はヌレヌレ、イキそう、イキそう、イッちゃった〜!!わーたしピンクのエロじじい〜(バッグ買うたるがな!)、わーたしピンクのエロじじい(靴も買うたるがな!)、キリキリ舞いよ、キリキリ舞いよ、女は女は張り手〜」。筆者的には、もう「優勝決定〜!」(所ジョージ風に)。途中の「イッちゃった〜」の声と表情に、芸人・清水アキラの「漢」を感じることが出来れば、あなたも『ものまね王座』通である(なんのこっちゃ)。しっかし、深夜に一人寂しくこの文章を打ち込んでいるオレ、27歳。
ジェニーいとう・95点、清水アキラ・98点。

1回戦・Aブロック 第4組目

布施辰徳

すだちtoかぼす

Mr.Childrenのまねで 狩人のまねで
口笛 あずさ2号
●前の対戦とは打って変わって爽やかな対決(笑)。まずは名人・布施辰徳は、かつて一度だけやったことのある(『奇跡の地球』のとき)ミスチルをストレートに。聴かせるバラード調の歌は難しいなあ、と改めて思った次第。顔や声の作り方に工夫は見られるが、途中1回でも「おすぎ」の声に聞こえてしまうと終わり(笑)。いや、とてもいい歌で上手いんだけど、うーん、あと一歩という感じ。
●若手成長株の2人組、すだちtoかぼすは、ベタなところで狩人。引きの絵で見たらそれはもう小さい小さい。でも歌声はしっかりしているし、服装や振付なども昔を思い出してよかった。『工藤兄弟のマリオネタ』に見慣れていた王座ファンにとっては逆に新鮮に聴けたのでは。
布施辰徳・99点、すだちtoかぼす・100点。

 

1回戦・Bブロック 第1組目

斉藤ルミ子

松村邦洋

椎名林檎のまねで 長嶋茂雄のまねで
本能 欲しがるマミちゃん
●そういえばこの当時流行っていたなあ、椎名林檎のこのネタ。3年ぶりに登場の斉藤ルミ子(放送ではカットされていたが、榊原郁恵と松本伊代が『おかえり〜元気だった?』と言っていたのが微笑ましかった)は、看護婦姿で熱唱。彼女(斉藤ルミ子)のあの懐かしい声が聞けて個人的にはうれしかった。
●今回も野球ネタの松村は王道の長嶋ネタを。当時「マツモトキヨシ」のCMで「何でも欲しがるマミちゃんは〜」というフレーズがよく流れていたが(確かマミちゃんを演じていたのは山口もえ)、それに乗せて「マグワイヤ、ソーサ、ペタジーニ、ローズ、う〜ん、まだまだ欲しいですよ、エヘヘヘ〜」と、金に物を言わせる巨人を皮肉る。よく「ウ〜ン」のフレーズは真似する人が多いが、「エヘヘヘ〜」のフレーズはよく見つけてきた、という感じ。
斉藤ルミ子・96点、松村邦洋・98点。松村、前回に引き続き2回戦進出。

1回戦・Bブロック 第2組目

CHAPPY

工藤兄弟&伊藤なつ・かな

美川憲一のまねで ダンス★マンのまねで
柳ヶ瀬ブルース ワンBOXのオーナー
●昨年、一昨年と『発表!日本ものまね大賞』で活躍したCHAPPYが『ものまね王座』初登場。1回戦は得意の美川憲一。歌いだしの『雨の降る夜は〜』から本当にそっくり。ただハスキーに歌うだけでなく、独特の柔らかい歌声をよく捉えていた。
●工藤兄弟は松村和子・大石円と袂を分かち、同じ双子の伊藤なつ・かなと新ユニットを結成。ダンスのみになりがちな出し物だが、歌声もよく似せていたのでは?(というか、よく分からないのです。すみません) 秋元曰く「幅広い年代の方々に楽しんでもらえる対戦」とは言いえて妙。
CHAPPY・99点、工藤兄弟&伊藤なつかな・97点。

1回戦・Bブロック 第3組目

松村和子

中島マリ

南沙織のまねで 田中真紀子のまねで
純潔 LOVE マシーン
●大石円と同じく今回からソロ出場の松村和子。歯切れのよい歌い方で熱唱、この歌の場合必ずといっていいほど最初の「あ〜」がそっくりになるものだ。彼女が歌っている最中、脇で田中眞紀子がノッていたのが面白かった。さらに、ガダルカナルタカの「コントで女装した(井手)らっきょに似てる」というコメントに爆笑。確かに。
●中島マリがデビューした頃に得意としていた田中真紀子がとうとう『王座』で登場。しかも、なぜか「モーニング娘。」の曲に乗せて。「有象無象」「魑魅魍魎」などの難しい四文字熟語をからめつつ、
松村和子・99点、中島マリ・98点。

1回戦・Bブロック 第4組目

藤川なお美&海砂利水魚

ナオミグレース&セインカミュ&RANDYマッスル

松本伊代キャプテンのまねで リッキー・マーチンのまねで
センチメンタルジャーニー Livin’La Vida Loca
●毎回意気込みは凄いが1回戦を勝ち抜けない海砂利チーム。今回は有田哲平が松本伊代の定番曲に挑戦。なんでも、リハーサルで3人歌ってみたところ、一番似ていたのが有田だったとのこと。後ろで踊っていた藤川さんがちょっと可哀想だったなあ。
●『笑っていいとも』ではMr.マッスルとして出ていたRANDYマッスルが落ち着きなく初登場。実は日本語ベラベラだったりする。今回は郷ひろみの「アチチ」で日本でもおなじみとなったオリジナル曲を、でたらめな英語とスペイン語のチャンポンで落ち着きなくお送りする。ナオミとセインのダンスは素晴らしくカッコいいが、マッスルが落ち着きなく邪魔していたのがちょっと面白かった。
藤川なお美&海砂利水魚・96点、ナオミ&セイン&マッスル・97点。点数が出るや否や、上田「オレはこれ絶対納得いかねぇ!オレせっかく色っぽく踊ってたんですよ、こうやって・・・」、そこに割って入るマッスル「一生懸命練習したんですよ1日5時間・・」上田「てめえは黙ってろよ!」(笑)。カットされていたが上田が「ぜってぇ勝てねえよ、この番組!」とこぼしていたのが印象的だった。

 

1回戦・Cブロック 第1組目

星奈々

つぶやきシロー

小柳ゆきのまねで マギー司郎のまねで
あなたのキスを数えましょう 魔法使いサリー
●正統派の中の正統派、星奈々が「らしく」歌い上げる。Kiroroにしろ宇多田ヒカルにしろ、この頃ヒット曲が出るたびに「ああ、この歌星奈々がやるだろうなあ」とこの頃は思ったものだ。小柳ゆきのこの曲やMisiaの『Everithing』などもそうだった。それで期待を裏切らないのがまた凄い。オリジナルの歌手にはない彼女独特の「真剣さ」がとても伝わってきて、とても快い。
●シローが司郎のものまね。「茨城の国からやってきた、ちょっと訛ったおじいちゃん、マギ〜、マギ〜」と替え歌もピッタリ。定番の「左の耳から入ったハンカチが右の耳から出てくる」「縦縞のハンカチが横縞になる」を本人さながらのインチキくささで演じる。ネタが終わったあと調子に乗って「どこまでも伸びる親指」を披露するが、郁恵に「それも点数に加えてもらう?」と聞かれ「ごめんなさい。しないでください。」とつぶやくシローがかわいそう。
星奈々・100点、つぶやきシロー・95点。

1回戦・Cブロック 第2組目

城之内早苗

デンジャラス&U−Turn

松田聖子のまねで のまねで
SWEET MEMORIES A・RA・SHI
●そういえば、まだやっていなかったか!と思わせる城之内の松田聖子。ちゃんと似せる意志が感じられ、好感の持てるものまね。長年ずっとこの番組を観てきただけに、何だか感慨深いものがある。この歌、むかしの「TAKARA缶チューハイ」のCM思い出して泣けるんだよなあ。アニメのペンギンが酒場で涙流すやつ(若い人は知らないか)。
●一人だけ異様にデカいU−Turnの土田は「何かの容疑者みたいでしょ?」。歌い終わった後も「これで心置きなく出頭できます」と。審査員の木村大作(カメラマン)が辛い評価をした後、司会のタカ「またこの番組に厄介な『木村』が一人増えましたね」(笑)。
城之内早苗・100点、デンジャラス&U−Turn・97点。点数が出た後、審査員の得点を見ながら、土田「井上さんと木村さんと針さんですね」、タカ「なんで覚えてんだよ!」。

1回戦・Cブロック 第3組目

岡本夏生

栗田貫一

中森明菜のまねで サザンオールスターズのまねで
TATTOO TSUNAMI
●あれ?まだやってなかったっけ?と思わせる岡本夏生のTATTOO(そればっかりか!)。かつてのCCガールズや原田ゆかり、日テレでは飯島愛など、お色気タレントがものまね番組で歌い継いできた由緒ある曲である。岡本バージョンでは、歌が後半に進むにつれて徐々に音程が狂っていくのが逆に見事だった(笑)。
●この年のレコード大賞受賞曲『TSUNAMI』を栗貫が熱唱。思えば、私が初めて栗貫の桑田を聞いたのは89年のものまね紅白での『YaYA〜あの時代を忘れない』だった。あのときから10年以上たつが、まだまだサザンも栗貫も頑張っていると思うと、やはり感慨深いものがある。ものまね王座のファンとして、サザンファンとして、20世紀の締めくくりに、この出し物が聞けて本当に良かったと思う。
岡本夏生・95点、栗田貫一・100点。

1回戦・Cブロック 第4組目

嘉門洋子&来栖あつこ&吉井怜

三井ゆり

プッチモニのまねで 松本伊代のまねで
ちょこっとLOVE センチメンタル・ジャーニー
●何気にこの番組ではお馴染みになりつつある3人。前回の「タンポポ」に続いて、今回は「プッチモニ」に挑戦、ってほとんど同じじゃねえか!針先生の似顔絵も心なしかヤッツケだったような気がするのは、気のせい?
●おなじみの赤いチェックのワンピース(松本伊代仕様)で登場した三井ゆり、郁恵「それで、伊代ちゃんの数あるヒット曲の中から何を?」、三井「もちろん、その中から選りすぐって、『センチメンタル・ジャーニー』を!」のやりとりに悲しそうな顔をしていた伊代。この対戦は完全なる「カラオケ大会」だった(笑)。
嘉門洋子&来栖あつこ&吉井怜・96点、三井ゆり・96点。レベルの低いジャンケンになったが、どっちが勝とうが栗貫はほくそ笑んでいたはずだ。間違いないっ!

 

1回戦・Dブロック 第1組目

松居直美

高橋則子

センチメンタル・バスのまねで 大月みやこのまねで
Sunny Day Sunday 乱れ花
●およそ2年ぶりに登場の松居直美、「今回はセンチメンタル・バスを・・」といいかけた途端、伊代「ビックリした、また『センチメンタルジャーニー』かと思った(笑)」。松居お得意の最新曲路線(これまでの「吉川ひなの」「川本真琴」「aiko」に通じる)は安定感抜群。よくぞ声質の似ているものをまたも見つけてきた、という感じ。
●前回は準決勝まで進んだ新人の高橋則子、今回はシブいところで大月みやこ。この番組では『女の港』がよく歌われるだけに、『乱れ花』という全く違う曲で勝負する意欲は高く買いたい。実力者ならではの落ち着いた出し物だった。
松居直美・100点、高橋則子・100点。この両者満点は納得。点数が出るやいなや、松居が「あなた〜〜」と岡山Dに駆け込むシーンは、涙なしでは見られない。勝者は松居、「やった〜」と岡山Dに駆け込むシーンは、涙なしでは見られない。

1回戦・Dブロック 第2組目

桑野信義

山本ヘンダ&春菜愛

蛭子能収のまねで 山本リンダ松田聖子のまねで
LOVE マシーン 恋のダンスサイト
●こちらは完全に雰囲気で勝負の蛭子能収。そういえば麻雀賭博で捕まったことあったなあ。歌の使い方が中島マリの田中真紀子とカブってしまったのは不運。最後の「われめDEポン、出してください」はそっくりだったが。
●これまた妙なコンビが誕生してしまった。一体、視聴者のどの層に向けて結成されたコンビなのだろうか?(笑) こちらもモー娘。の選曲、時代を感じさせる。
桑野信義・95点、山本ヘンダ&春菜愛・96点。点数が出た後の桑野の不憫さったらなかった・・・。

1回戦・Dブロック 第3組目

橋本志穂&広川ひかる

ダチョウ倶楽部

Yumming+PocketBiscuitsのまねで いっこく堂のまねで
millenium カステラ一番 電話は二番
●前回の「ビューティペア」VS「リング」に続いて、この対戦が実現。まずは実力派の橋本・広川コンビ。日本テレビの『ウッチャンナンチャンのウリナリ!』からヒットした懐かしい曲を見事に歌い上げる。橋本志穂の千秋に驚き、広川ひかるのユーミンに驚き、さらに2人のハーモニーに驚く。1回の出し物で3回感心したのは初めてではなかろうか。『ものまね王座決定戦』の長い歴史の中でも5本の指に入る出し物であると、個人的には思う。もちろん今大会のナンバーワン。
●旬の人物をやらせたら右に出る者はいないダチョウ倶楽部、今回は一世を風靡した腹話術師・いっこく堂をダチョウのテイストで。まあ腹話術とはいっても3人でやるわけだから、なんの苦労もないのだが。いっこく(肥後)「ねぇねぇ、ものまね王座って収録長いよねぇ」、鳥(ジモン)「ホントだよねぇ」、ジョージ(上島)「長すぎてさぁ、井上順のヒゲが伸びちゃったよ」などダチョウらしいやり取りも。最後は肥後が懐かしの名古屋章で〆る。審査員の木村大作「アイデアは良かったんだけどね。惜しかったと思うよ」、ダチョウ「おいおいおい!」、木村「どうせこの辺のやり取りはカットになるぞ。」、ダチョウ「おいおいおい!(笑)一生懸命やってんだから」、木村「オレが、あの木村さんだったら、カットする!」、肥後「オレが木村さんだったらって・・・アンタ木村さんでしょ(笑)」など絡みは抜群に面白かった。
橋本志穂&広川ひかる・98点、ダチョウ倶楽部・98点。広川と上島の夫婦ジャンケン、勝ったのは夫だった。それにしても今回のダチョウ倶楽部、ジモンの印象が全く残らなかったのだが。。。

1回戦・Dブロック 第4組目

千田&末吉&わたる&山田&カール

笑福亭笑瓶

電撃ネットワークのまねで 大川慶次郎のまねで
ガッツだぜ!! 走れコータロー
●千田光雄のMCのなか、山田健二がスネ毛をむしったり、末吉がワキ毛をむしったり、わたる哲兵がサソリを3秒間口の中に入れたり、カール北川がふとん圧縮袋の中に入ったりと危険な芸が続いたが、筆者としては、なぜ「せんだみつお」→「せんだ光雄」→「千田光雄」と芸名が漢字化していったのか、のほうが気になる。
●笑瓶は懐かしい『スーパー競馬』の大川慶次郎を地味ィに。ベレー帽を取ったら完全にムツゴロウさんである(笑)。審査員の木村「これは、8点9点の戦いだね」。
千田&末吉&わたる&山田&カール・93点、笑福亭笑瓶・94点。

 

 

2回戦・Aブロック 第1組目

X−GUN&底ぬけAIR-LINE

市原利花

ビートルズのまねで 山本潤子のまねで
Nowhere Man 卒業写真
●1回戦でビジーフォーに勝って気を良くしたかX-GUN&底抜け、2回戦はビジーフォーの十八番でもあるビートルズをマトモに。紹介シーンのときに「ポール・・牧です」「ジョン・・万次郎です」などのお約束ボケがあったが、見事にカットされていた。
●市原利花はまたエライところを突いてきた。元ハイファイセットの山本潤子の『卒業写真』。有線で懐かしチャンネルに合わせているとたまに流れてくるが、そっくりだった。
X-GUN&底抜けAIR-LINE・96点
、市原利花・100点。

2回戦・Aブロック 第2組目

清水アキラ

すだちtoかぼす

尾藤イサオのまねで B’zのまねで
あしたのジョー 今夜月の見える丘に
●2回戦・清水アキラは、お得意のハスキーボイスを駆使して『あしたのジョー』を。真面目に歌うのかと思いきや、途中でムチを取り出し、「叩け!叩け!」と自らの身体を鞭打つ。よほどガダルカナルのツボにはまったのか、ゲラゲラ笑っていた。その後も「オイラにゃ、ケモノの、アウォ〜〜ン!」「だけど〜、涙が出ちゃう、だって女の子なんだもん」などの小ネタを挟みつつ、無事に終了。郁恵「なんでアキラさんって、普通に物事を進めていけないんですかねぇ?」。
●個人的に、すだちtoかぼすのネタの中では、このB’zが一番好き。あの稲葉浩志
の独特の声をあそこまで忠実に似せることが出来たのは、ものまね史上、金野君(すだち?)だけだと思う。見た目は全くといっていいほど似ていなかったが(笑)。
清水アキラ・99点、すだちtoかぼす・100点。清水に唯一9点を出したのはヒゲの濃い井上順だった。

2回戦・Bブロック 第1組目

松村邦洋

CHAPPY

北野大、ビートたけしのまねで 福山雅治のまねで
北酒場 HEAVEN
●松村の出世作、ビートたけしのお兄さんである北野大に挑戦。ボソボソっと喋る雰囲気は似ていたが・・・。後半の、コーラス「北〜の〜」松村「たけしだ!バカヤロー!オレのおかげでテレビ出やがって、このバカ兄貴!コノヤロー!」には軍団の元締めであるタカも苦笑い。
●新人ながら1回戦を突破したCHAPPY、2回戦はガラッと雰囲気を変えて福山雅治に挑戦。歌の合間に、今聞くと異常に恥ずかしい「あんちゃ〜ん、小雪はあんちゃんのことが好きなんだよ〜」と『ひとつ屋根の下』ネタを挟む。会場の女の子からもブーイングが出ず、一安心。
松村邦洋・97点、CHAPPY・98点。

2回戦・Bブロック 第2組目

松村和子

ナオミグレース&セインカミュ&RANDYマッスル

globeKEIKOのまねで ポケットビスケッツのまねで
DEPARTURES POWER
●松村和子の2回戦は、やけにキーの高いglobe。筆者にとって、似ているのか似ていないのか判断するが非常に難しいのがこの辺のジャンルなのである。むかし松本明子がやったときは明らかに似ていないと分かった記憶があるのだが・・。木村Pはこの曲が好きなのだろうか?
●落ち着かない外人を含む3人組はポケビに挑戦。ナオミ・グレースの千秋はいい線いっていたし、セインのウド鈴木の外見もユーモラスでよくつかんでいたと思う。マッスルはどんなメイクをしても「寺門ジモン」になってしまう(笑)。ああそうか、だから昔ジモンはマッスルを真似したのか。顔がそっくりなことに自分で気づいたのか!
松村和子・98点、ナオミ&セイン&マッスル・95点。

2回戦・Cブロック 第1組目

星奈々

城之内早苗

渡辺はま子のまねで 岩崎宏美のまねで
桑港のチャイナ街 二重唱(デュエット)


★星奈々・98点、城之内早苗・95点。

2回戦・Cブロック 第2組目

栗田貫一

嘉門洋子&来栖あつこ&吉井怜

広沢虎造、田村正和のまねで dreamのまねで
石松三十石船道中 Movin’on


栗田貫一・98点、嘉門洋子&来栖あつこ&吉井怜・94点。

2回戦・Dブロック 第1組目

松居直美

山本ヘンダ&春菜愛

浜崎あゆみのまねで 叶姉妹のまねで
Boys&Girls ゴージャス


松居直美・97点、山本ヘンダ&春菜愛・91点。審査員の木村大作、久々のガチ「7点」が登場!!

2回戦・Dブロック 第2組目

ダチョウ倶楽部

笑福亭笑瓶

久米宏上島議員大島渚のまねで キダ・タローのまねで
帰ってきたウルトラマン ウルトラマン・タロウ


★ダチョウ倶楽部・98点、笑福亭笑瓶・97点。

 

準決勝 Aブロック

市原利花

すだちtoかぼす

椎名林檎のまねで 桑田佳祐Mr.Childrenのまねで
本能 奇跡の地球(ほし)


★市原利花・95点、すだちtoかぼす・100点。

準決勝 Bブロック

CHAPPY

松村和子

高嶋政伸のまねで 八神純子のまねで
ホテル みずいろの雨


★CHAPPY・95点、松村和子・99点。
 

星奈々

栗田貫一

本田美奈子のまねで 長渕剛のまねで
1986年のマリリン HOLD YOUR LAST CHANCE


星奈々・99点、栗田貫一・100点。

準決勝 Dブロック

松居直美

ダチョウ倶楽部

川中美幸のまねで 三遊亭円楽桂歌丸林家こん平
のまねで
二輪草 ちょこっとLOVE


★松居直美・100点、ダチョウ倶楽部・98点。

 

決勝戦

すだちtoかぼす

松村和子

クリスタルキングのまねで 小柳ゆきのまねで
大都会 あなたのキスを数えましょう

栗田貫一

松居直美

福山雅治のまねで aikoのまねで
HEAVEN カブトムシ




★すだちtoかぼす・100点、松村和子・97点、栗田貫一・96点、松居直美・98点。