1年前、2023年末に翌年やろうと考えたのは、
1.怪我・病気に注意
2.規則正しい生活
であった。
その結果は……まさに正反対となった。
3月になって泳いでいると、左胸が痛むというか、心臓が止まるような感じになる。心臓が止まって動かなければ死んじゃうけれど、ピコピコ動いていると、ピコピコ……ピコピコというふうな、ときどき脈が抜け落ちるような感じだ。
「ピコピコ」と書くとおかしいと思うかもしれないが、泳いでいると動悸を感じるのは「ドキドキ」ではなく「ピコピコ」というか、重いものを持って腕が「ピクピク」するような感覚である。
これは不整脈だろう、死ぬかもと思い、循環器内科に行く。
心電図を長時間とるなどいろいろしたが、結果として不整脈だが軽いし正常の範囲と言われた。これが4月頭。
正常と言われるともう気にならない不思議。
![]() |
時と共に痛みは増して、少し力を入れただけで声を上げるほどになった。例えば洗濯物を干すとき、洗濯ばさみを親指と人差し指で広げることができなくなった。
整形外科に行くと、爺さん医者が一目見て、「ヘバーデン結節だ」という。指や関節を使いすぎると関節の間の液体がはみ出してしまい、
骨と骨がすれて痛むのだそうだ。
基本的に高齢者に発症し、80歳では2割くらいがヘバーデン結節になるそうだ。
爺さん医者は「これは予後不良、治らない。諦めるしかない」との仰せ。そして「すぐに右もなるよ」と恐ろしいことを言う。
私の場合、長年キーボードを叩いたり、パソコンが登場するまでおびただしい書類を書いてきたから、しょうがないそうだ。
人生とは嫌なことも受け入れるしかないのだ。
人生の悲哀を実感したその数日後、突然右肋骨が痛む。
昔、バイクに乗っていてしょっちゅう転んだ。転ぶと骨折、特に肋骨は4度くらいやった。そのときの痛みと全く同じなのだ。これは肋骨骨折だなと思った。また整形外科だ。
骨折したら、そのとき気付くだろう……あなたはそういうかもしれない。
老人になると、ちょっとぶつかっただけで骨折する。そのときは瞬間痛いと思うけど、骨折だと気づかないらしい。あとで痛みが治まらず医者に行って骨折と言われるケースが多い。
私は骨折の
爺さん医者は私の顔を見ると「指の痛さが我慢できないのか?」と聞く。
そうじゃない、肋骨を骨折したようだというと、「老人は骨折しやすいからな」と諭すように言う。どうでも良いから診てくれ〜
レントゲン撮影とかいろいろするが、骨に異常はない。
その日は痛み止めと湿布をもらって帰る。
翌日、伊丹が我慢できず再び整形外科に行く。
帯状疱疹じゃないかと血液をとる。とりあえず安静にしていろとの仰せ。
たぶん二日くらい我慢したと思う。とうとう我慢できず再び整形外科に。
帯状疱疹の抗体はなかったという。となるとそれ以外だ。
これはワシが分からない重病じゃないかと、大病院の紹介状を書いてもらうも、もう遅いからその日は病院はダメ
翌日朝、家から病院までタクシーで走る。早く受付をしないと、診察の順番が遅くなると言われたから。
いろいろと精密検査をしたが、結果は帯状疱疹でした。
なぜ外科で血液を採って血液検査したのに見つからなかったかというと、発症して帯状疱疹の抗体ができるまで数日かかるからという。
ともかく原因が分かったらすぐに治療に入るのかと思いきや、大病院は重病・難病の治療しかしないのだそうだ。帯状疱疹レベルは町医者に掛かってほしいとのこと。
朝一に行って診察完了が3時過ぎですよ。時間が大いにかかるから大病院か。昼飯も食ってないし、もう疲れ果てました。
医者にそう言うと「私も忙しくて昼飯食べていません」という。ご苦労様です。
痛みもひどく、もうギブアップ。近くの皮膚科を探していったのは翌日です。
そこの医者曰く「早くくればすぐに治ったのにね、アハハハ」
私は骨折と思って整形外科に行ったと話しても、栓のないこと。だけどあのような骨折か怪我のような激しい痛みを、皮膚病と思うだろうか? 外から見てもまったく見た目は変わらないのに。
年寄りは帯状疱疹にかかる人が多いと聞いてはいたが、皮膚病ならかゆいとかただれる程度と思っていた。あのようにものすごい痛みとは思いもしなかった。
おっと、皮膚科に行って、すぐに治るわけありません。薬を飲んで安静にして、ひと月は運動禁止と言われました。特に冷えるプールは厳禁だそうです。
じっと我慢の子でおりまして、5月半ばにもう大丈夫かとプールに行って、1000メートルほど泳ぎました。
またすぐに痛みが強まりました。横になっていられない痛みといいましょうか、寝ても痛さで眠れません。つらい。
やはりプールに行ったのが早かったようです。それからまた半月自宅でゴロゴロ、やっと復帰したのは6月上旬です。普通ひと月で回復するそうなので、泳いだために倍かかりました。
今度はすぐに1キロ2キロ泳ぐのは止めて、最初は一日500m位から始めました。1週間ほど行って、さあ調子を上げようかと考えていたら、今度は喘息のような症状になりました。
医者に行くと、コロナではない、インフルでもない、75歳まで健康で来て喘息とは思えない、とのこと。要するに分からない。
ともかく運動どころか動くこともつらい。
再び家でゴロゴロ状態です。
なんとか運動ができると思えたのは7月上旬でした。
万全を期して最初は1日に泳ぐのを200m位から始めました。ものすごく気が弱くなったというか、何をするにも不安でしたね。
地上では呼吸が楽にできるようになっても、水の中では地上ほど呼吸ができないようでかなり苦しい。一日2000m以上泳ぐようになったのは、9月後半からです。
とまあ、年の前半分は、病気と怪我で絶不調。なんとか以前のように泳げたのは9月から12月の4か月でした。
年初に今年は360km泳ごうなんて目標を掲げましたが、計画倒れもいいところ。
反省することはただ一つ、無理は禁物、歳を考えろ !
では2024年の目標と実績、そして2025年の目標です。
項目 | テーマ | 2024年目標 | 2024年実績 | 2025年目標 |
健康 | 累計360kmキロ泳ぐ | 277km泳いだ。 プールに行ったのは僅か155日 2023年は203日も行ったのに。 | 300km 無理することもない。こんなものでしょう |
|
ウォーキング 日比谷公園〜房総南端まで153km歩く | 房総南端まであと108km | たったの18.6km(笑) | 残り89キロ 25キロは歩こう。 存命中に房総南端まで |
|
ストレッチ | 朝晩、筋膜リリースとストレッチを実施 | ベハーデン結節で、テニスボールは止めたが実施中 | 継続する | |
体重 | 62±0.5程度に抑える | 年平均62.2kgだが、病気で運動しないときは63kgまでになった | 62kg±0.5程度に抑える | |
趣味 | 新しい趣味にチャレンジ | 3Dプリンターかレーザー彫刻機にチャレンジ | 病気とケガで趣味どころでなかった。 | ボチボチ考えましょう |
読書 | 200冊 | 183冊 | 200冊 |
|
旅行 | グアムに行きたい | 熱田神宮・豊川稲荷参拝 | もう南洋のビーチよりひなびた温泉が良い | |
アンチサヨク活動 | デモ参加 | デモ催行されれば参加 | 1回参加 ウチが悪いのやあれへん、病気が悪いんや。 | 機会あれば |
ネットでの発信 | − | 石破首相ではやる気なし 首相交代を待つ | 考え中 |
来年の目標
いろいろ夢があっても良いし、計画を立てることが悪いわけでもない。
しかし病気や怪我になると、すべてがおじゃんになる。そして高齢者は病気や怪我をしやすい。
よって、2025年の目標は
「大晦日まで生きながらえること」
2024年時点で、75歳の日本人男性が1年後まで生きる確率は97.3%である。亡くなる人は37人に一人、100人中97人が生き残るなら分は悪くない。
とはいえ74歳の昨年の1年後生存率は97.6%、亡くなる人は42人に一人だったから、1年前より1年間生き残ることは厳しくなっている。そりゃ1歳、齢をとったのだから当たり前だ。
だが、宝くじに当たったことのない私は大丈夫だろう。幸運に恵まれない人は、不運にも行き当たらない。そう思いたい。
注:資産形成ゴールドオンライン【早見表】年齢別生存率…男女別0〜100歳
私より若い人へ伝えたいこと
今が一番若い。
やりたいことがあるなら今しましょう。明日は寝たきりになるかもしれず、来年はないかもしれない。やらないで後悔するよりも、やって後悔して逝きたい。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |