技術セミナー案内

アナログCMOS回路設計基礎講座 

2018年度プログラム

目的:アナログCMOS回路設計に必要な基礎知識を習得する。

概要:
センサーネットワーク,ヘルスケアシステム,スマート電源など,LSIの今後の展開に対しアナログCMOS回路設計が鍵を握っていいます。しかしながら,この技術は敷居が高く,特に大学等において電気・電子工学関係の教育をあまり受けていない方々にとっては技術習得が困難なものと思われます。そこでこの講座ではそのような方々も学びやすいように,回路理論や半導体デバイスの基礎から,基本アナログ回路,演算増幅器,A/D・D/A変換器などのアナログ回路の基本を学び,その集大成として,高性能演算増幅器とスイッチトキャパシタ回路を用いたパイプライン型A/D変換器の具体的な基本設計ができるように構成いたしました。実際のアナログCMOS回路設計は更に多くの知識と経験を必要といたしますが,より高度な設計に向けて歩めるような基礎学力の養成を目指します。


教科書:「アナログRF CMOS集積回路設計:基礎編」培風館
参考書:「アナログRF CMOS集積回路設計:応用編」培風館
     「はじめてのアナログ電子回路:基礎回路編」講談社
    「はじめてのアナログ電子回路:実用回路編」講談社


講義の流れ:
短時間で効率的な技術習得を行うために以下のように構成いたしました。
はじめに,全ての予習問題を配布いたします。
1)事前演習
あらかじめ講義の前までに教科書を参考にし,予習問題を解いておいて下さい。
2)セミナー当日
教科書をもとに編集したパワーポイント資料を印刷配布します。パワーポイントと板書を用いて講義を行うとともに,関連する事前演習問題を解説します。講義時間は6時間を予定しております。
また,毎回の講義の最後に60分程度の試験を行います。
なお,最終日には講義時間を5時間とし,120分程度の講義全体を通した試験を行います。

持参すべきもの:
教科書,(参考書),筆記用具,ノート,関数電卓