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渡辺大 原作 「掌の中の小鳥」より
<解説> 渡辺大さんのすばらしい作品「掌の中の小鳥」は、ストーリーが込み入ってしまうことで、本だけに集中することにした。 要するに、小鳥の止まった右手は単なる手にとどめたということである。 すばらしいのは本だ。 普通これを見る人は、一枚の正方形からこれを折り出したものとは信じない。 紙の裏の白を出した本の感じがとてもよい。 また、全体がとてもやさしく上品なのが私は好きだ。 多分、渡辺さんも困ったのだと思うが、右手の処理は結構難しく結局バランスがとれたものにするのにはもうひとつもふたつも工夫が必要だ。 |
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「掌の中の小鳥」渡辺大 原作
<解説> これがオリジナルの渡辺大さんのすばらしい作品「掌の中の小鳥」。 女性が本を読んでいるところに小鳥が飛んできて右手にとまったのを驚いて見ているといった風景だ。 |
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本棚の中の本:David Brill 原作
<解説> 右手のバリエーション。 David Brill さんのorigami book と一緒に並べてみた。 渡辺大さんの作品「掌の中の小鳥」は、ストーリーが込み入ってしまうことで、本だけに集中し、小鳥の止まった右手は単なる手にとどめた。 この姿にマッチするのが、Brillさんのすばらしいミニチュア本。 適切な箇所に予め印刷しておくと字の書いてある本になる。 |