忍者精神とは

心、身、識を忍ぶ忍辱精神を根本とする。
恥辱を忍んで恨みを放じ去る忍耐精神を養う事に始まるものである。
忍とは心の上に刃を置いて、刃で人を傷つけたりする様なものでなく、 花情和楽、花の如き情愛をもって平和を楽しむものである。
故に、体を以って自然に相手の剣を避け、姿を消す、虚実転換の妙を得、一朝国の為とか、義の為に、地水火風空の大自然を利用して相手を制する事が忍者の根本原則である。
(「玄武館忍法武芸 忍法体術基礎編 Vol.1」 種村匠刀 昭和62年 埼玉 より)