"Blue Montreux 1&2"〜1970年代最高のライブ演奏

1970年代最高のライブ演奏のひとつとして名高い1978年モントルー・ジャズ・フェスティバルでのArista Allstarsの名演をおさめた"Blue Montreux I""Blue Montreux II"を紹介します。言わずと知れたマイケル(t.sax)とランディ(tp)兄弟のブレッカー・ブラザーズ、マイク・マイニエリ(vib)、ラリー・コリエル(g)、スティーブ・ジョーダン(ds)、ウォーレン・バンハート(key)、トニー・レビン(b)等、当時のアリスタレーベルにはフュージョンを代表する凄腕ミュージシャンたちが沢山いました。彼らが一堂に会したこのライブはバンドとしての一体感と個々のテクニックの見せ場を兼ね備えた名演奏として多くのフュージョンファンが絶賛しています。もっとも有名なのが "Blue Montreux I" の一曲目、その名も "Blue Montreux" です。ブレッカー兄弟の二管によるメロディとタメの効いたリズムセクションのコンビネーションが絶妙。アドリブソロが一巡した後半は、ライブならではの盛り上がりと圧倒的なドライブ感が見事です。

この名盤"Blue Montreux"は、だいぶ前に一度CD化されたものの、すぐに廃盤になってしまい、長らく幻の名盤になっていました。また前回のCD化ではLP2枚分を1枚に編集したため何曲かカットしてありました(実は、私の持っているのはこれ)。今回ご紹介するのは新バージョンで2004年に再発売になったもの。嬉しいのはレコード時代と同様、完全版で2枚に分かれて登場したこと。素晴らしい〜。
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