南国の風と味:南スラウェシからの便り

早いもので今日はもう『七夕』、本当に久しぶりの更新です。長期出張先のインドネシア、南スラウェシでは忙しい毎日が続き、一ヶ月以上のご無沙汰になってしまいました。地方への移動が多く、めまぐるしい毎日を送った仕事もようやく山場をこえて、今日は久しぶりに州都マカッサルでのんびりと週末をすごしています。今日は、あまり皆さんに馴染みのなさそうな南スラウェシの様子を紹介します。

まずは、南スラウェシ州のほぼ中央に位置するワジョ県の県庁所在地でテンペ湖畔の町 Sengkang (センカン)の風景です。ちょっと涼しい風が心地よい夕暮れの頃、湖に映る熱帯林と町の中心にある立派なモスク(イスラム教寺院)が美しく浮かび上がっていました。

次は街道沿いで見つけた果物です。大きさは小さいスイカぐらいありますが、グレープフルーツに良く似た柑橘類です。東南アジアでは良く見かけるポピュラーな果物ですが、こんなに沢山並べて売っているところは初めて見ました。


一つ買って(一個20円ぐらい)ホテルに帰りましたが、部屋で眺めてみると凄く大きいです。グレープフルーツより酸味も水気もずっと少なく、さっぱりとした淡白な味で、分厚い皮をミカンのように剥いて食べます。この大きさです、その日の夕方に半分食べたらお腹いっぱいになってしまいました。朝晩にちょっとずつ食べて、全部平らげるのに三日かかりました。

そして、これぞ南スラウェシ名物、わたしの大好物となったイカンバカール(炭焼き魚)を作っているところです。薄味のタレを刷毛でちょっとつけ、モクモクと香ばしい煙を盛大に上げながら新鮮な魚が次々と焼き上げられていきます。これがもう劇的にウマイ!

南国は美しく、そして美味しいのでした。
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