Allon Sams: Music and Laughter

Florida出身のSmooth Jazz キーボード奏者のAllon Sams を紹介します。Smooth Vibes Radio DJ Peter も隠れた逸材として一押しで On Air しているプレーヤーです。 Sams は、あの Weather Report Joe Zawinul のもとでインターン・エンジニアとして働いたのを皮切りに、長年レコーディング・エンジニアとして有名スタジオで数々のアルバム制作にたずさわったという経歴を持ちます。その一方で、エンジニアになる前の彼はというと、学生時代にバンドでキーボードを弾き、全米を回ったそうです。また、同じ頃になんと3ヶ月日本でソロピアノを弾いていたことがあるんだそうです。

Sams は、売れっ子エンジニアとして忙しい毎日をおくりながらもキーボード奏者になりたいという思いは断ちがたく、バンドを結成してLA近辺でライブ出演するようになり、時々レコーディングメンバーとして声がかかるようになったのです。大きな転機は、プロデューサー・エンジニアの Paul Brown と出会ったことです。 Brown は、 Sams Peter White, Boney James, David Sanborn といった有名プレーヤーのレコーディングに起用しています。なかでも Peter White との親交は深く、Sams White “Together Again” という曲を共作し、それは White のアルバム “Caravan of Dreams” (1996) に収録されると同時にシングルカットもされています。 このようなキーボード奏者としてのキャリアを重ねるにつれて Sams の音楽への思いはさらに強まり、LAを離れて故郷 Florida に移り、演奏活動に専念するようになりました。

さて、肝心の音楽の話です。
Samsの曲は、間違いなく Smooth Jazz なのですがとても陽気で明るいサウンドが特徴です。バラードであっても何だか明るいんです。そのカラッとした「元気が出てくる音」は、例えて言うならば "Earth Wind & Fire" に通ずるものがあります。 Samsは、EW&F の September をカバーしていますからこの手の「晴天サウンド」が好きなんでしょうね。最後に、SamsCDの入手方法ですが、いまのところ彼のサイトを通じた通販以外方法は無いようです。ただ、専業の通販サイトと違って暗号化接続にはなっていないのでクレジット・カードを使うのはちょっとためらってしまいます。とりあえず、 Smooth Vibes Radio でも On Air された 彼の最新アルバム"Music and Laughter" (2004) から3曲、試聴リンクがアップされています。お薦めは、SVR でも On Air された "Retreat"。 陽気なSamsのサウンド聴いてみてください。パッと気分が明るくなりますよ。

試聴リンク:(
Macユーザーはまず無料ソフトFlip4Macをインストールしてください)
September
Retreat
Ben Jammin

Allon Sams
のホームページへのリンク:Allon Samsのサイト(いきなり彼の曲が流れるのご注意を)

以上にご紹介した音楽は Smooth Vibes Radio でオンエアされたものからのピックアップです。
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