Larry Williams & Friends: The Beautiful Struggle

70年代後半にSEAWINDで一世を風靡し、その後25年以上も第一線で活躍し続けるキーボード/サックスプレーヤー/アレンジャーLarry Williams 初のソロアルバム "The Beautiful Struggle" を紹介します。このアルバムの発表は200112月なのですが、不覚にもこれまで聴いていませんでした。一曲目を聴いてびっくり、内容はもうバリバリの Jazzではないですか。 Seawind のポップな音作りとは全然違っていて、これはブレッカーではないかと一瞬耳を疑うばかりの気合いのはいった演奏の連続です。こりゃーすごい。CDケースに自分で書いた紹介文が入っていましたが、「長年他のミュージシャンのためのサポートや編曲ばかりするのを生業としてきたが、雌伏20年、今回はついに自分の趣味で好き放題やったぞー」という主旨のことが書かれています。そうかー、Larry Williamsは実はバリバリの Jazz が好きだったのか。サウンドは昔のSeawindとは違いますが、Larry Williams の"Friends"として、伝説の Seawind Horns (Jerry Hey, Larry Williams 自身, Gary Grant, Bill Reichenbach), そしてヴォーカル Pauline (Seawind) がゲスト参加しています。彼らが全面的に参加した2曲目の "Invitation" では、スリリングなPaulineのボーカルと切れ味の鋭いホーンアレンジのドライブ感が素晴らしく、聴いていてわくわくしました。
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