Patti Austin: Havana Candy

とても懐かしいアルバムを紹介します。Patti Austinのソロ二枚目にあたる1977年リリースの "Havana Candy"です。私はPattiの歌(抜群にうまい!)が好きでほとんど全部のアルバムを持っていますが、これが初めて買ったPattiのアルバムです(もちろん当時はLP盤でした)。色々なスタイルの曲が入っていますが、最後の一曲をのぞいて全部Pattiの自作です。D.グルーシンとL.ローゼンのコンビがプロデュースした音作りは無駄な部分が少なく都会的かつ爽やかで、他のPattiのアルバムとはちょっと違った透明感があります。音作りは軽くて聴きやすいですが、バックは凄腕ぞろいです。グルーシン自身(key)も含めて、R.ティー(key)、E.ゲイル(g)、S.カーン(g)、W.リー(b)、A.ジャクソン(b)、S.ジョーダン(ds)、M.ブレッカー(t.sax)とくれば、音数が少ないのにサウンドの密度が濃くてまさにあの頃のFusionかくあるべしといった響きがするのが分かります。ときどき無性に聴きたくなるのでいつもiPodに入れてあります。
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