iPodのお供に:"Another World II"〜ダウンロードリンク開設(終了しました)

私のオリジナル曲の中で唯一のボーカル曲 "Another World" が音楽友達とのコラボで「本物のボーカルナンバー」"Another World II" に生まれ変わりました。ボーカルはしっとりと優しい歌声のnaomiさん、ドラム/パーカッション/最終ミックスはバーチャルバンド TIG でおなじみの頼れる職人ムシャンガさんです。

この曲、私のオリジナルの中でも古い曲の一つです。もともとは、1980年に当時熱中していたフュージョンバンド用バラード・レパートリーとして作ったものです。当時は、バンドのギター兼ボーカル(男)が歌い、ブレッカー大好きアルトサックスがソロをとっていました。時は流れて1996年、今度は自分自身で歌った別バージョンを作りました。CDのタイトル曲としてリリースされてきたのがこのバージョンです。いずれにせよこの曲は「本当は楽器が専門の男」が歌うというパターンが長年続いてきました。

あ〜だれか本当のボーカリスト、できれば女性ボーカリストが歌ってくれないもんだろうか
...と思い続けてはや27年、突然その時がやってきたのでした。音楽友達のnaomiさんから「この曲、私も歌いたいです」という嬉しいお話しがあったのです。「お〜ついに女性ボーカルのオリジナル曲が誕生だ〜! ばんざーい。」 naomiさんの歌はしっとりなめらかな大人の歌、私の歌とはもう全然別物なので、アレンジは大幅に作り直すことにしました。オリジナルのちょっとレトロなAOR風味を残しつつ、Jazzy+ボサノバ風味で大人のバラードにするのが良さそうです。女性ボーカルに寄り添うようなピアノの伴奏、その昔、音楽番組のサウンド・イン"S"でピアニスト世良譲が伊東ゆかりとやってたようなやつ、やってみたかったんですよ〜。最近では、このBLOGでもとりあげてきた Joe Sampleのピアノ・トリオで歌うRandy Crawfordも憧れです。

この手のアレンジ、渋ーいドラムとパーカッションが決め手です。となれば、頼れるのは達人ムシャンガさんです。いろいろと忙しい中、統一地方選挙で走りまわる選挙カーの合間をぬって素晴らしいドラムとパーカッションを入れていただきました。ちりばめられた数々の音が微妙に重なり合って、京都の高級茶巾寿司のように深い味わいを醸し出しています。「
NY風にJazzyで大人のボサノバで『新日本紀行』みたいなパーカション」などという訳の分からない私の注文に応えていただけるのは、世界でムシャンガさんだけですね〜、本当にありがとうございました。そして、最終ミックス、いつも通りムシャンガ・マジックがぐぐっと効いてます。

素晴らしい音楽友達の
naomiさん、ムシャンガさんに感謝です。27年目にして初めて本物のボーカルナンバーに生まれ変わりました。
では、
"Another World II" 聴いて下さい。

試聴はこちらから(自動で演奏が始まるのでご注意ください)

ダウンロードは
こちらから。(5/27で終了しました)

Yahooポッドキャストでも紹介されました。


--------------
SHIGEKI KAWAHARA の新作オリジナル曲の試聴はこちらから
オリジナル曲づくりにまつわる裏話やエピソードはこちらから

blog comments powered by Disqus