序論・随想  らくな泳ぎの基本  らくな4泳法  楽しい泳法  泳ぎの理論  身体に故障がある時


はじめに


イルカのように、自由に、優雅に、楽しく、泳ぎたい。そう思うのは、私だけだろうか?

水泳は、健康のための運動として、実に、適していると思う。陸の運動と異なり、筋肉や関節に過度の負荷をかけることなく、無理なく筋力を増強できる。そして、呼吸器や皮膚の鍛錬にもなる。加えて、プールの水の適度の雑菌によって免疫力もつき、風邪も引きにくくなるに違いない。ゆっくり泳げば、肩凝りもなくなるし、お腹もすっきり締まること請け合いだ。

しかし、どんな運動でもありがちなことだが、苦しかったらめげてしまうし、同じようなことの繰り返しになっても、飽きてしまう。それゆえ、運動として継続していくためには、何らかの工夫も必要で、また、運動を継続するために励みになる材料も欲しいところだ。

もちろん、速く、長く泳げる方には、何をか言わんやであるが、中には、プールを一往復して、すぐ疲れてしまう方もいるだろう。また、長く泳ぐことができる方でも、継続すること自体が励みや楽しみであればそれでよいが、わたしなぞは、飽きっぽくて、何か励みなり目的がないと、とても続けていく自信がない。

速い記録を目指すのは単純でわかりやすいところではある。しかし、速く泳ぐには、力が要るし、とても疲れる。特に、還暦過ぎたら、これまでのベストタイムを維持するだけでも結構大変である。

泳げるようになりたいために、クラスに入ったり、教本を読んで、競泳のスタイルで泳ごうとする人も多い。基本を学ぶのは良いことだろう。しかし、それでは、身体がどうもうまく動かないとか、ひどく疲れる、あるいは、どうも泳ぎ方が自分に合わないなどと感じる方はおられないだろうか?あるいは、ばちゃばちゃせわしないのはどうもという方、もっと、静かに、まったりと泳ぎたい、などという方は?

もし、そうであれば、そんなあなたにお奨めしたい泳ぎ方がある。

私は、数年かけて、楽に、優雅に、そこそこ速く泳げるようになるためには、どのようにすればよいかを研究してきた。その結果、クロール、平泳、背泳、バタフライの4泳法について、いろいろな泳ぎ方があるということがわかった。また、泳法に制限されることのない楽しい泳ぎ方もたくさん見つけた。

そうして、誰しも、自分の身体や運動の目的に適した合理的な泳ぎ方があると考えるにいたったのである。

私は、今では、単に楽な泳ぎ方というだけでなく、実にさまざまな独自の泳ぎ方で、静かに、楽しく泳いでいる。

こうした泳ぎは、健康維持に良いと思うだけでなく、私は、どなたでも、イルカになって、楽しく、優雅に泳ぎを楽しむことができるようになると信じている。

それゆえ、自分だけで、これらの泳ぎを楽しんでいればよいのかもしれないが、それでは、なんだかもったいないような気もするので、このサイトでは、私が工夫したそれらの泳ぎ方を紹介しようと思う。とりわけ還暦スイマーや、いろいろな身体的特徴を持った方々が、それぞれの個性に合った泳ぎ方を見つけることに、これらが役立てられることがあれば、大変嬉しいことである。


なお、動きを、描画やその動画を作成して説明した。拙い画像で申し訳ないが、ご寛恕いただきたい。


鉤腕泳法(クロール編にて紹介)
「やぎイルカ泳ぎ」(「楽しい泳法」にて紹介)






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やぎさん profile

  • 筆名:柳木忍命 69歳
    定年退職後、毎日、健康のための水泳を始め、個性にあった泳法の研究をしてきた。
  • 趣味:クラシックギター、動画作成、泳法研究、野鳥識別、折り紙(自作ウェブサイトはこちら)、指笛、ホーミー、尺八、ケーナ、木工、その他
  • 運動歴:陸上競技、バレーボール、体操、サッカー、ラグビー、スキー、馬術、卓球、テニス、野球、武芸、太極拳、水泳他
  • ウェブサイト公開日:2015.12.15
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