滝本本谷

日時 2017-9-2 場所 和歌山県新宮市瀧本 天候 晴れ 29℃
工程 駐車場→宝竜滝→奥コッペ滝→取水堰堤→下山
時間 駐車場~奥コッペ滝 約3時間、下山45分 平面距離 駐車場~奥コッペ滝 約2km、下山路1.5km
私的
分類
沢:明るい 爽やか 秘境

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概要

滝本北谷があまりにも良すぎて、昨年から連続して瀧本を訪問。今シーズン最後のウォームダウンはこの本谷の絶景です。

ルート

駐車地点から林道を登るとすぐに巨大な壁と宝竜滝が見えてくる。しょっぱなから「すげぇすげぇ」の連呼。

この滝は一の滝、二の滝の連瀑になっていて、それぞれ一枚岩で形成された広大で迫力のある空間が滝前に広がっている。こんなすごい光景の滝は初めて。

一の滝を巻くポイント。赤テープがあったり残置ロープがあったりしてすぐに分かった。立った崖で高度感はあるけど気をつけていけば何とか登れる。

連瀑の中間地点にある、一の滝を落とす大棚。地上から50mの位置にあって外界から隔絶された空間になっている。遠くの山々を見渡せるこの大テラスには、明るい日差しと涼しい木陰があり、透明感のある爽やかな水を湛えた滝壺に落差50mの二の滝が落ちてきている。
まだひとつしか滝を巻いていないというのに、荷物を置いて小休止。


へびも休憩中(シマヘビの黒化固体かな?)

二の滝を巻いて落ち口にでる。この谷一番の絶景に足が止まる。
・・・言葉がないわ。落差100mの滝の落ち口って、そうそう来れるものじゃないしな。

宝竜滝の上流部はゴーロがあり、それが終わると10mの滑滝。水量が少なく滝自体は面白くないけど、深い釜は、なみなみと透明な水をたたえていて、その水際はまるでプールサイドの様に切り立ったエッジをしている。この不思議な造形がとても印象的。

取水堰堤をはさんで上流部の奥コッペ滝。ここは十分な水量。取水堰堤でかなり水を汲み上げているみたい。
この滝を巻き上がった滑地帯で遡行終了。お昼にして降渓した。

取水堰堤でトラックシューズに履き替えエスケープ。

立派な巡視路で、下山は一時間かからない。

この近辺の独特の地形とスケールの大きさは、ほんとうにすごい。南紀いい!次はどこに行こう!?