妙見大滝

日時 2006-8-14 場所 兵庫県養父市八鹿町石原 小佐川 天候 快晴 34℃(和田山)
工程 林道→妙見大滝 復路同じ
時間 駐車場所から妙見大滝まで3.5時間 平面距離 km
私的
分類
道程:うっそう系 体力系 滝:秘境

本サイトでは、方向を指す場合の右・左の記述は、自分の進行方向に対する方向を意味します。

概要

とても美しい「竜が壷」を経て、道の途切れた山奥に沢を遡行しながら進むと、2条になって流れ落ちる落差20mの滝に出会う。

滝つぼの周囲はぽっかりと開け、人里離れたこんな山深い地に、冷涼な空気に包まれているとても心地いい空間があるとは、いつもながら不思議な気持ちになってしまう。

ルート

途中の竜が壷までは、沢からはかなり離れた位置を走る山道を行く事になり、暑い夏は死にそうになる。
この日の最高気温は34℃にもなり、炎天下の中を、道が途切れて草を掴みながら斜面を横切ったり、崩落した箇所を乗り越えたり、道中は全然楽しくない。

山道を進むこと2時間。本当にこの道であってるんだろうか、と不安になりはじめたところで、竜が壷に出会う。

竜が壷は、2つの沢の出会いに出来た広く深い壷で、満々と水を湛えていて、自然の造詣に見とれてしまう。

豊かな水量を湛えるこの壷からは、とうとうと水があふれ出て、下流に向かって斜瀑を流れ落ちていく。
とてもいい感じだ。

竜が壷を越えると、左手の沢を直接遡行して上流を目指す。沢はそれほど険しくなく、気持ちよく遡行すること30分ほどで妙見大滝に到達する。

どの大滝でもそうだけど、近づいてくると、大きな落水音が聞こえてきて期待に胸が膨らむ。そして今まで辿ってきた小滝とは明らかに規模が違う落差の大きい滝の上部が見えてきて、滝の全貌に面と向かったときの達成感は格別なものがある。

妙見大滝は養父市八鹿町にある妙見山に流れる小佐川に懸かっています。

和田山から9号線を北上し、南但馬トンネルを抜けた最初の信号を右折。県道6号線を経て、八鹿小学校前を通る小佐川と並行して走る県道267号に入ります。八鹿町石原方面、日光院を目指して、しばらく道なりに進むと、日光院の手前の右カーブに車を停める事ができる場所があります。