本サイトでは、方向を指す場合の右・左の記述は、自分の進行方向に対する方向を意味します。
日時 | 2004-8-13 | 場所 | 兵庫県美方郡新温泉町 海上 | 天候 | 快晴 32.5℃(兎和野高原) |
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工程 | 海上シワガラの滝山道入り口 → シワガラの滝 → 復路同じ | ||||
時間 | 片道約40分 | 平面距離 | km | ||
私的 分類 |
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本サイトでは、方向を指す場合の右・左の記述は、自分の進行方向に対する方向を意味します。
深い谷底に降り立ち、沢の流れ来る方に目を向けると、高くそびえる壁に挟まれた壮大な回廊が目に飛び込む。
切り立った崖を覆い尽くす深い翠が、谷に差し込む陽の光で輝き、清涼感のある空気が谷を包んでいる。
沢に沿って上流に行くほど谷の幅は狭くなり、やがて沢は真っ暗な洞窟の中に吸い込まれていく。
そのまま沢筋を追って洞窟の入り口まで近づくと、そこに滝が流れ落ちていることに初めて気が付くことになる。
悠久の時を経て、流水が侵食した岩肌は、まるでカーテンのように滑らかに波打ち、洞窟の外から滝の姿を覆い隠している。
シワガラの滝は、このサイトに載せたどの沢にもない独特な雰囲気がある。
洞窟から流れ出てくる沢
洞窟の中からの景色。
不思議なロケーションに気持ちはワクワクしてしまう。
シワガラの滝全景。
滝自体はそれほど大きくはない。
洞窟は奥行きがなく、撮影距離がとれないため、よほどの広角レンズでないと洞窟内部を含めた全景を撮ることは難しい。
また、洞窟内は常にしずくが落ちてきているので、カメラも撮影者もずぶ濡れになる。
かつて、ウォータクライマーがこの滝を登り、そのハーケンが残っているとの記録もあるが、この滝肌にハーケンを打ち込むなど言語道断ではないだろうか?
この美しい自然のままの姿に敬意を払って、巻き道を通って欲しい。
シワガラの滝は非常に有名なので、ウェブ検索をかければ行き方は簡単にわかるでしょう。
山道に入ってから滝までは意外と手軽に行けてしまうためか、訪れる人が多く、人と出会う確立は高い。
自分達は、こんな秘境で人ごみに巻き込まれるのは勘弁願いたいので、できるだけ平日に訪れるようにしているのに、過去3回行って、人に出会わなかった事は一度もない。
しかも、毎回2,3組とすれ違う。
一度などは、水着を着た若い男女のグループが居て、笑ってしまった。
とは言え、そこそこ険しい崖を昇り降りしたり、滝を見るためには水に浸かりながら洞窟に入らなくてはいけないなど、観光スタイルでは行けないので注意。
2008年以来の7年ぶりの訪問。
シワガラの滝やその周囲は相変わらず、すごくいい雰囲気だったが、あの狭い滝壺周辺になんと自分たちも含めて総勢6組11人もの人。我々はすぐに退散して桂の滝に行ったので、さらにその後どれほどの人がそこに来たのかは良く分からない。
「シワガラ人気」とは言え、想像以上の人ごみにびっくりである。