霧ヶ滝

日時 2006-9-9
2007-8-15 再訪
場所 兵庫県新温泉町 天候 晴れ 35℃
工程 岸田川沿いの車道霧ヶ滝渓谷入り口 → 遊歩道(山道) → 霧ヶ滝 → 同じ道程で戻る
時間 片道 2 時間 平面距離 約2km(全工程遊歩道)
私的
分類
道程:ウキウキ系 明るい  滝:ウキウキ系 明るい 秘境

本サイトでは、方向を指す場合の右・左の記述は、自分の進行方向に対する方向を意味します。

概要

巨石が連なる渓谷沿いの山道歩いていると、枝葉の間から二段になった、霧ヶ滝の上段が想像以上に高い位置に見えてくる。その上段を見ながら坂道を登り詰めると、それまでの深山幽谷とした景色とは一変して、開放的で広大な空間が眼下に開け、その空間の一番奥に巨大な絶壁がそびえ立つ。

霧ヶ滝はその80mの落差のある絶壁を一気に流れ落ち、途中で霧になって消えている。周りの岩壁からは水が噴き出し、とても不思議な空間を演出していた。

滝の近くの平らな巨石の上に寝転んで、落水音と霧に包まれていると、とても涼しく、まるで別世界に来たような開放的な気分になる。

写真下の真ん中あたりに赤く見えるているのが相棒の姿

ルート

霧ヶ滝渓谷に入る時に横切る岸田川は、とても美しい渓谷美を呈していて自然と期待が膨らみ、ワクワクさせられる。
ちなみに、岸田川上流は環境基準AAに指定されている清流である。

岸田川を渡って少し行くと案内板があり、それによると「ハイキングルート」が霧ヶ滝まで続いていることになっているけど、途中の橋は殆ど落ちている。

代わりとして架けられた木の枝を渡る箇所があり、急な上り坂、下り坂があり、小岩がゴロゴロする歩きにくい道あり、巨石を登り降りする箇所ありで、とてもハイキングルートとはいえないけど、併走する霧ヶ滝渓谷は、水量が多く巨石が連なる荒削りな渓谷美で、とても楽しい。

渓谷を右へ左へと何度も渡りながら進み、やがて大きく巻く山道に入る箇所がある。この地点で巻き道に進まず沢を遡上できるんじゃないかな?という気もするけど、そこを歩いたという明確な記録に出くわした事がなく、自分達も試した事がない。誰か、ここを歩いたという人居ませんか?

大きく巻く山道は、そこそこ高度があり、それなりに険しい。その巻き道が終わって沢に合流する地点には大きな川原があって、緑深い山を眺めながら、渓谷際で休憩ができる。

この川原から、霧ヶ滝までは約400m。
霧ヶ滝は、あちこちで写真を目にするが、実際に行ってみないと魅力は分からないと思う。逆に行ってみると写真で見ていたものとは全然違う、思わず言葉を失う素晴らしさがあります。

霧ヶ滝までは湯村温泉を抜ける国道9号線を西に進み、「面白昆虫館」のところを南に曲がり、ひたすら南下する。おもしろ昆虫化石館からは車で15分あまり。唐突に「霧ヶ滝遊歩マップ」という大きな看板が右手にあるので、それを通り過ぎてしばらく行くと、車を停める事ができるスペースがあります。